「蚊」の脅威から人類を救う救世主となるか? “蚊よけ排ガス”を放出する「蚊よけマフラー」

Case: Saving Lives One Ride At A Time

毎年72.5万もの人が蚊により命を落としていると報告されていますが、2015年、蚊が原因とされるタイのデング熱患者数は3倍に膨れ上がったといいます。特にスラム街は、蚊対策が急務となっています。そんな中、タイの慈善団体・Duang Prateep Foundationは“蚊”と同様、同国で大量発生している“バイク”に着目した蚊対策を提唱しています。

蚊よけ効果があるという蚊よけキャンドル(シトロネラ)をご存知でしょうか?Duang Prateep Foundationが提唱している“バイク”を使った対策は、まさにこのキャンドルからヒントを得たもので、“キャンドルの煙のように、バイクの排気ガスで蚊よけ効果がある気体を発生させよう”というものです。

こちらが、広告代理店のBBDOバンコクとともに作られた“蚊よけマフラー”です。

これをバイクの排気管に取り付けるだけです。排気管には蚊よけ効果があるオイルを含むフィルターが取り付けられていて、バイクが走ると、温められたエンジン熱によって、蚊よけ効果がある成分が排気ガスと一緒に放出されるというものです。

放出された蚊よけ排ガスは、後方3メートルに渡り蚊よけ効果を発揮するといいます。

蚊同様、バイクが“大量発生”しているタイでは、各バイクがこの“蚊よけマフラー”を装着することにより、多くの範囲に蚊よけ剤を散布することができます。タイのスラム街を約2000㎡カバーし、約8万人を蚊から守ることができると期待されており、実際街の人からは“蚊が減ったように感じる”との声が寄せられているそう。

広告代理店が慈善団体とタッグを組み、クリエイティブの力で社会問題を解決へと繋げるアプローチ。すでに大量発生しているバイクを蚊よけのツールとして利用するというアイディアでした。

MotoRepellent : Saving Lives One Ride At A Time from BBDO Bangkok on Vimeo.

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