コーヒー好きも思わず虜に。ノルウェーの生協による“あえて名前を伏せた”PR施策
Case: The secret coffee shop
北欧・ノルウェーは、最高品質のコーヒーを味わうことができるコーヒー先進国。特に首都オスロのグルネロッカという街には、通りのあちらこちらにカフェがあり、コーヒー好きが集まるエリアです。
ノルウェーのCoop(生活協同組合)では、自社で取り扱うコーヒーの美味しさをPRするため、この激戦区に「The secret coffee shop(シークレット・コーヒーショップ)」というカフェをオープン。その名前の通り、Coopの経営するカフェだという事はあえてふせてあります。
プロのバリスタが淹れた本格的なコーヒーの美味しさはもちろん、“シークレット”というコンセプトの斬新さもあいまって、The secret coffee shopはSNSを中心に評判となり、開店1週間のあいだにおよそ4,000人もの人が訪れるほどの人気店に。
そして1ヶ月後、このカフェで提供していたメニューはすべてCoopのコーヒー豆を使っていたことが発表され、店の名前を「The secret “COOP” coffee shop」とすると、大手新聞社やラジオなどで大きく取り上げられ、さらなる注目を集めることに成功しました。
“商品の品質が本当にいいものだったから”こそ、あえてブランド名を出さないことで話題化を成し遂げたユニークなPRアイディアでした。
2