ジェイ・Z買収の音楽配信サービス「TIDAL」 セレブリティパワーが圧巻のデジタルPR

Case: #TIDALforALL

ヒップホップのプロデューサー兼ビジネスマンのジェイ・Zが買収した、高音質がウリの定額制音楽配信サービス「TIDAL」。昨年、音楽配信サービスSpotifyからアルバムを削除して話題になったテイラー・スウィフトの全音楽カタログを高音質で配信するなど、世界のアーティストたちから今熱い視線を浴びています。

同サービスはこれまで北欧を拠点に展開してきましたが、ジェイ・Zの買収と同時に世界31カ国(日本は含まれないそうです)へサービスを拡大していくと先日発表されました。

そんな中、3月30日にニューヨークで大規模なブランドのリローンチ・イベントを開催するのに合わせて、ジェイ・Zのこのチャレンジを支援すべく、誰もがその名を知るようなビッグなアーティストたちが、続々と自身のSNSを通じて賛同の意を示しています。例えばマドンナ、カニエ・ウエスト、ビヨンセ、リアーナ、コールドプレイ、アッシャーなどなど。

彼らはプロフィールのアイコンを「TIDAL」のロゴに差し替えたり、カバーイメージを「TIDAL」カラーのブルーにするなどして、支援の意をポストしました。

Do it for music. #TIDALforALL

Posted by Beyoncé on 2015年3月29日

Together, we can make music history. Join Rihanna & start by turning your profile picture blue. #TIDALforALL

Posted by Rihanna on 2015年3月29日

 

 

これらアーティストの投稿もあり、Twitterでは1日で#tidalforallというハッシュタグを付けたものだけで、「TIDAL」に関して約18万回のツイート・リツイートがなされるなど大きな話題になっています。(ツイート検索サービスtopsyを使い、#tidalforall、sony、samsungといったキーワードを比較した結果が以下の通り)

 

セレブリティのSNSパワーを改めて実感させられる事例であるとともに、今後「TIDAL」が競合となるSpotifyやiTunesに対抗するアーティストフレンドリーなプランを手掛けてシェアを伸ばしていけるのか、そちらも気になるところです。

TIDALのリローンチ動画はコチラ

(via TIDAL,The Guardian,PR examples)

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