ツイッターの「余った文字数」を借りて、献血啓発を拡散するブラジル赤十字のツイッター施策

Case: Tweet Donate

ブラジル各地の血液センターでは献血者不足が深刻な問題になっているといいます。そこで、ブラジル北東部のペルナンブーコ州にある赤十字の血液センターは、このような現状を変えるべくツイッターを利用した献血啓発キャンペーンを実施し、広く市民に献血を呼びかけています。

ツイッターには1ツイートに付き140字の文字数制限がありますが、毎回140字をきっちり使ってツイートする人は多くはないですよね。そこで、余った文字数に着目したのが本キャンペーン。キャンペーンの参加者には通常通りツイートしてもらいますが、“使わなかった文字数を拝借して、献血を呼びかけるメッセージを流す”というものです。

キャンペーンに参加するには、まずWebサイト(http://tweetdonate.com)にアクセスします。

ページ中央部にある“Donate Here”(ここから文字数を寄付する)をクリックすると、キャンペーンのツイッター利用を認証する画面が表示されるので認証します。

すると、下記のような画面が現れます。

これがキャンペーンと連携したツイッターの投稿画面になります。キャンペーン参加者はここにいつも通りツイートメッセージを入力すればいいのですが、ツイート記入欄には既に「あなたには他人に分け与えることができる血液があります。そして文字数も分け与えることができます。」とのキャンペーンメッセージ入力されています。

キャンペーン参加者はこのメッセージの前に自身のツイート文を入力することになり、入力するツイート文の長さによりますが、文字数が余っている限り、このキャンペーンメッセージが消えることはなく、あなたのツイートの残スペースに残り、あなたのツイートと一緒に発信されるというものです。

ツイッターの“余っている文字数”に着目し、人に分け与えることができる“文字数”同様、人に分け与えることができる“血液”があることを訴求し、献血の啓発メッセージを拡散することを狙ったツイッター連動キャンペーンでした。

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参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/online/red_cross_tweet_donate?size=original

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