“ビールの苦み”を“W杯の惨劇”になぞらえたプリント広告

Case: A bit bitter

カナダのビールメーカー・Farnham Ale & Lagerが実施したプリント広告。

ビールの醸造過程に着目して作られたクリエイティブがこちらです。

醸造用のいくつものタンクに人の絵柄が描かれているというビジュアル。5つあるタンクの中で4つにはドイツのサッカーユニフォームを着用して喜んでいる選手のイメージがあり、1つだけブラジルのユニフォームを着用して悔しがっている選手のイメージがあるというもの。

5つのタンクを通って醸造された先には、このビールのパッケージと以下のコピーが。

A bit bitter(ほんの少し苦い)

2014年ワールドカップ準決勝、ドイツ対ブラジルの試合が7:1のスコアで「ブラジルの歴史的惨敗」だったことは記憶に新しいところ。そんな人々の記憶に残る“強いインパクト”を前提として、大喜びするドイツ人選手が大半の中、“ただ一人だけ”歯を食いしばって口惜しがっているブラジル人選手の“苦い”経験と、ビールの“ほんの少し”“苦み”をかけて訴求しようとするアイディアでした。

チャーミングなクリエイティブと、エスプリの効いたストーリーが面白いプリント広告です。

参考サイト

Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/print/farnham_ale_lager_a_bit_bitter_2

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