「着けて潜ろう。命を落とさないために…」性別マークを巧みに活かした広告
Case: Anchor
毎年12月1日は「世界エイズデー」。世界レベルでのエイズの蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に制定されたもので、世界各国でエイズに関する啓発活動を行う日です。
そんな「世界エイズデー」に合わせてウクライナで実施された啓発プリント広告をご紹介します。
男性と女性の性別マークのリング部分が交差しているというビジュアル。男性マークと女性マークがそれぞれ逆さまになっていて、男性マークの先がいかりのようになっていて、女性マークのそばからはぶくぶくと泡を出しているように見えます。
コピーは以下の通り。
Wear to dive and not to die. Use the condom.
(死なないように着けて潜ろう。コンドームを使おう。)
男性記号=♂を逆さまにすることで、その象徴である先端を“いかり”に見立て、女性記号=♀を同じく逆さまにすることで“十字架”に見立てるという表現。「この“いかり”にコンドームを着用させないと、エイズの感染リスクという“深い闇”に男女ともに沈み込んでいくことになるんですよ」とコミュニケートしているようです。
見慣れた性別マークを活かした面白いプリント広告でした。
参考サイト
Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/print/world_aids_day_anchor
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