たった1本のスプーンが、パーキンソン病患者の悩みを伝えてくれる。
Case: Parkinson spoon project
イスラエルのテルアビブで実施されたアンビエント施策をご紹介。
パーキンソン病基金が設定する「パーキンソン病啓発月間」に合わせて実施されたこの施策は、一般の人にパーキンソン病患者の日常生活の大変さを少しでも感じてもらおうと考えられました。そのクリエイティブがこちらです。
彼らがつくったのは「穴のあいたスプーン」。“スープを飲むことを難しくする”という体験をつくることで、パーキンソン病患者が直面している日常の問題を体験させるというアイデアです。
このプロジェクトに賛同してくれた有名レストランに、このスプーンを設置。スープと共にサーブされた時、このスプーンが置かれたナプキンにメッセージを書きました。
“Thousands of Parkinson’s patients have difficultieseven with the simplest tasks.(何千ものパーキンソン病患者が、日常生活の非常にシンプルなことにさえ苦労を感じています。)”
スプーンを少しだけ変えることで、それを病気のことをちょっとだけ体験する装置に変えたアイデア施策でした。
参考サイト
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