あなたは子供を殺そうとしているかもしれない。喫煙が引き起こす現実を描いたクリエイティブ
Case: Secondhand smoke
喫煙者の方には耳が痛い広告かもしれません。
頭ではわかっていても、なかなかやめることが難しい喫煙。これからご紹介する広告は、本人だけではなく、周りの人にも影響を及ぼす受動喫煙について、子供目線でその危険性に迫っています。
父親と娘が一緒にソファに座っています。父親のそばにはタバコを吸った後だと思われる灰皿。そんなビジュアルの中で、娘が一言つぶやいています。
「私は喫煙者です。父のそばにいる時だけ。」
右下にあるタグラインには、「受動喫煙は、直接の死因になります」と記されています。
とてもストレートな表現。喫煙自体を禁止するのではなく、子供の前で吸うことの危険性に限定して訴求しています。
続いての広告も、ダイニングで煙草を吸う父親に寄り添うように息子が座っているビジュアルです。
「僕が初めてタバコを吸ったのはいつかって?それは、父さんに聞いてみないとわからないよ。」
子供の前で吸ったことが一度でもある人ならドキッとするセリフが続きます。
シリーズ3つめの広告。これが一番ショッキングなセリフかもしれません。
「僕はタバコを吸うのをやめたいんだけど、父さんがそうさせてくれないんだ。」
広告では子供を題材にしていますが、大人も含めて近くにいる人すべてに影響を及ぼす受動喫煙。マナーを守っていきたいですね。
Written by Chiba Yuki
参考サイト
Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/outdoor/deutsche_kinderkrebsstiftung_secondhand_smoke_1
http://adsoftheworld.com/media/outdoor/deutsche_kinderkrebsstiftung_secondhand_smoke_2
http://adsoftheworld.com/media/outdoor/deutsche_kinderkrebsstiftung_secondhand_smoke_3
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