“同じニュースも切り口次第で別物になる”ことを訴求した「ニュースキャンディー」

Case: News Candies

ウクライナの国民は、地元メディアの報道が客観性を失い、主観的なものになっていると危惧しているといいます。そんな国民のインサイトに着目し、インターネットニュース配信会社・Delo.uaは、素材は同じだけれど味が異なる不思議な“キャンディー”を制作・配布することで、同社の客観報道の姿勢を示しました。

Delo.uaは一つのニュースを複数の異なる視点から報道することにより、各人がそれぞれの見解を持てるように努めているといいます。今回『EUとウクライナは連合協定の締結に至らず』という昨年11月のニュースを、実際に3つの切り口で報道していることを伝えるために、3種類の“ニュースキャンディー”を作りました。

3つの“ニュースキャンディー”は全て同じニュースを題材にしていることから、全て同じ原料(ウクライナの非公式シンボルであるベーコンと、ヨーロッパを象徴するチョコレート)でできています。しかし、後味は3種類あり、それぞれ“スイート”・“スパイシー”・“サワー”と異なります。

この“ニュースキャンディー”は、ソーシャルメディアのオピニオンリーダーやジャーナリストに配布され、一つのニュースが生み出す異なる味を実際に試食してもらったといいます。

このDMの結果、SNSやブログでは“ニュースキャンディー”を話題とする積極的な議論が展開され、Delo.uaは、ウクライナの主要なメディアに最も客観的なメディアの一つとしてリストアップされることに成功したそうです。

参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/dm/deloua_news_candies?size=original

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