独Vodafone、SIMカード使用時の通信の速さを表現したスピード感満点のテレビCM
Case:Power to you
イギリスに本社を置く世界最大級の携帯電話事業会社Vodafoneが、自社のSIMカード(携帯電話会社が発行する、電話番号などの契約者情報を記録したICカード)のデータ通信の速さをPRするため、ドイツで制作・放送したテレビCM。
片田舎のレストランで朝食をとる男性。
手にしたゆで卵に、何やら“カードの挿入口”のような穴が開いています。
挿入口にはまりそうな、手持ちのSIMカードを何気なく入れてみると…
なんと、SIMカードの挿入に反応し、皿の上のゆで卵が突然猫に変わってしまいました。
そして猫の首の後ろには同様にSIMカードの挿入口があり、再びSIMカードを挿入すると今度は金属製ロボットに変形。
レストランを勢いよく飛び出した金属製ロボットを追いかけ、男性はロボットの背中に反射的にしがみつきます。
男性を乗せたまま、ロボットはバッファローに変わり、レーシングカー、特急列車と、SIMカードの挿入するたびに次々と姿を変えながら、ものすごいスピードで駆け抜けていきます。
なんとかSIMカードを挿入し、トンネルに突入した先で特急列車から男性は転げ落ち…
男性が手にしたものは、最後の変形を遂げたスマートフォン。
同社のSIMカードは、スマートフォンへの挿入で高速データ通信が可能となり、このような“もの凄いスピード感”を体感できますよ、ということを示唆しています。
わずか1分間の動画には言葉による説明は一切ありませんが、制作側の意図がダイレクトに伝わってくるCMです。
ユーザーが状況を理解してしまう前に次々に新しい展開を繰り出すスピード感もさることながら、クライマックスで商品に落とし込む巧みなストーリーが素晴らしいです。
動画はコチラ
参考サイト
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