自転車の2人乗りを推奨!? 都市居住者の触れ合いを促す奇抜な啓発活動
Case: Hitchhiking
オランダの自転車組合と新進気鋭のアーティストがタッグを組んで、オランダのユトレヒトにバス停やタクシー乗り場ならぬ、『自転車のヒッチハイクポイント』を設置して話題を呼んでいます。
街の中心エリア6ヶ所の電柱に「紫色の専用サイン」を取り付けただけというシンプルなポイント。この場所で歩行者は、親指を立てて“ながしの自転車”を捕まえ、自由に交渉して2人乗りで指定の場所まで連れて行ってもらうという流れです。
今回の企画は、見知らぬ人を自転車に乗せてあげることにより、オランダのサイクリストに“より社交的になってもらおう”という狙いだといいます。
プロジェクトに関して市関係者は、コンセプト自体には賛同を示すものの公共のスペースに勝手に掲示されたヒッチハイクポイントを示すサインが違法だということで撤去しています。
都市居住者同士の結びつきが減っていると叫ばれる昨今、自転車を通じて触れ合いの機会を提供する斬新な企画ですが、“安全”という観点から考えるともう少し熟慮する必要があるかもしれませんね。
参考サイト
PSFK
http://www.psfk.com/2013/08/hitchhiking-for-cyclists.html
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