この発想はなかった!窓ガラスをメディア化したギネスの秀逸なプロモーション
Case: WINDOW PINTS
黒ビールで有名なギネスが、カナダのトロントで実施したアンビエントプロモーション。
その名も、“ウィンドウパイント”(パイントとはビールグラスの大きさの単位で、ビールグラスのことをパイントグラスともいいます)。
ギネスは聖パトリックデーに向けて、何か訴求力のあるアウトドアメディアを探していた際に、多くのオフィスの窓が“白いブラインド”をつけていることに着目。
同社はこのブラインドの長さを調節して、部屋の暗い窓にギネスのロゴを貼るだけで、バーやクラブのあるエリアにいくつもの“ギネスビールが入ったパイントグラス”を作り上げました。
以下のキャプチャのように、外からそれらの窓を見ることではじめて“ギネスビールがあらわれる”という仕掛けです。
この試みの結果、聖パトリックデーのギネスビールの売り上げは前年比で40%アップ。さらに、通常のメディアに広告を出稿する場合と比べて、75%も予算を抑えられたといいます。
“何でもメディアにしてしまう”という自由な発想。
単純明快で、強く人々の目を引く面白い仕掛けですね。
世界各地で実施されたギネスの広告に関心のある方は下記もご覧ください。
参考サイト
Canneslions.com
http://www.canneslions.com/work/2013/media/entry.cfm?entryid=31604&award=4
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