PUMA、名門プロサッカーチームの『ファンのクラブ愛』を数値化するイベントを開催
Case: Fogometer – The Jersey of Diehard Fans
大手スポーツブランドPUMAがブラジルの名門プロサッカークラブ・Botafogoに、新ユニフォームを提供するにあたって、熱狂的なファンに“新ユニフォームを歓迎してもらうべく”実施した施策。
今回同社は、約100年間続いた「黒と白のストライプ」のユニフォームから「ゴールドカラー」の全く新しいデザインのユニフォームに刷新するにあたり、熱狂的なファンの想いの強さを逆手にとって、『クラブを愛する真のファンだけが手に入れることができる賞品 = “新ユニフォーム”』というコンセプトのファン参加型チャレンジ企画を考案。
PUMAが開発したのは「FOGOMETER」という、電話ボックスにも似た箱型のブース。
この中でファンは、“自分がいかにチームのことを想っているか”を証明しなければなりません。
ブースに入ると、そこにあるゴールドカラーの新ユニフォームを着るように促されます。
そして、Botafogoの試合のビデオが流されている間、このファンの“心拍数”が計測されてブース外のモニタに表示されます。
見事心拍数が170以上を計測したファンだけが、“強いチーム愛の対価”として、新しいユニフォームを即座に購入することができるという仕掛けでした。この数値はFacebookでも同時にシェアされます。
なお、心拍数がそれ未満だったファンは一般発売されるまで購入を待たなければなりませんでした。
この試みは、マスメディアやSNSで広まり、2,000人以上のファンがこの“心拍数テスト”に挑戦し、この模様を収めたYouTubeの動画は30,000回再生され、結果15,000着の新ユニフォームが売れたといいます。
この取り組みの効果もあってか熱狂的サポーターからの新ユニフォームに対する反発はなかったということです。
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PUMAのクールな広告/プロモーション(まとめ)
動画はコチラ
参考サイト
・I Bilieve in Advertising
http://www.ibelieveinadv.com/2013/04/puma-fogometer-the-jersey-of-diehard-fans/
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