“バッテリー残量3%”のストレスを再認識させるLGのAndroidアプリ

Case:Battery 3% TREASURE HUNTING

今年4月にLGエレクトロニクス・ジャパンより発売されたスマートフォン「Optimus G Pro」
国内市場最高のバッテリー持ちを実現したと謳い、発表されました。

商品発表と同時に、LGはAndroidアプリ「Battery 3% TREASURE HUNTING 」(バッテリー3% トレジャーハンティング)をローンチ。商品特徴であるバッテリーの持ちの良さを強調すべく、“バッテリー残量3%”をテーマとした企画です。

「Battery 3% TREASURE HUNTING」は、スマホをタップして「穴」を掘り、日本地図上に埋められた「埋蔵金の発掘金額」を競い合うゲーム。アプリ内の日本地図は参加者全員に共有され、オンライン上での陣取り合戦さながらの「埋蔵金発掘ゲーム」が体験できます。

タップできるエリアは、日本地図上でなんと約500万マス。

アプリ起動時にtwitterアカウントでのログインが求められますが、これは陣取り合戦を成立させるための仕組み。既に他のユーザーに掘られたエリアは、掘り当てたユーザーのtwitterアイコンが表示されるようになっています。

マス目単位に、それぞれ1円~10,000円の埋蔵金が埋まっていて、最も多く埋蔵金を掘り当てたユーザーが優勝。優勝者には、掘り当てた金額と同一金額の“リアル賞金”が贈呈されます。

単純な賞金キャンペーンではなく、苦労して、工夫して勝ちとる“賞金”であるため、たとえ金額がまったく同じだとしても、「抽選で偶然当たった賞金」にはない価値が生みだされているように感じます。

どうすればより多くの“リアル賞金”を獲得できるか。
そこにLGのスマートフォン「Optimus G Pro」のプロモーションも関連しています。

また埋蔵金は、掘る時間が長ければ長いほど、多くのエリアをタップでき、獲得金額を積み上げる可能性も高まります。ゲームプレイ時間は、自分のスマートフォンの「バッテリー残量3%」で操作できる時間とされており、普段から気になる“バッテリー残量3%”が、より強く意識される。「バッテリーの持ちが良いと、なにかとイイコトが起こりますよ~」というのが、LGにとっても魅力的な点だったのではないでしょうか。

”自分のスマートフォンのバッテリー持ちの悪さ”をそれとなく実感させ、普段何となく感じていた”バッテリーに対する不満”を顕在化させる。ピンポイントで商品を訴求し、買い替えという選択肢に気づかせる上手い仕掛けです。

当イベントは、2013年4月17日(水)~5月17日(金)まで開催。
ちょっと夢中(必死)になってしまいそうなユニークアプリですね。

世界各地で実施されたLGのユニークな広告/プロモーションに関心のある方は下記もご覧ください。

LGの斬新な広告/プロモーション(まとめ)

参考サイト

Optimus G Pro presents Battery 3% TREASURE HUNTING
http://www.lg.com/jp/mobile-phones/promotion/OptimusG_Pro/index.html

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