シンプルだけど、これからの鞄選びを大切にしたくなる癒し系ストップモーションムービー

Case： 土屋鞄製造所「life」

創業40年、東京・足立区でランドセルと革鞄・革小物を作っている土屋鞄製造所のストップモーションムービー。
土屋鞄は創業40年の鞄工房で、製作する皮革製品はすべて職人の手づくりによるものです。

ムービーは鞄との出会いのシーンから始まります。

鞄の中には、日々の予定を整理する手帳や筆記用具など、毎日の生活に欠かせないものが詰まっています。

旅行先でも、
旅には欠かせないカメラや地図は、ポケットよりも鞄の中にありますね。

大切なひとに連絡するスマートフォンや、

贈り物など、大切なものはいつも鞄の中。

男女のカップルのストーリーが柔らかく描かれる中で、普段気にもかけないくらい自然なかたちで、気付けば様々なシーンで鞄を使っていることに気付かされます。

プロポーズを経て、カップルが一緒になるまでの過程を描くことで、「革でしっかりとつくられている土屋鞄は、長く生活をともに過ごすことのできる鞄です」ということが示唆されています。

ストップモーションは、１コマ１コマを写真に撮り、それを繋ぎ合わせて動画にする表現方法。
2012年8月にアメリカで公開されたファンタジー・アニメーション映画『ParaNorman』でも話題になりました。
数分の作品を撮影するために膨大な時間を要しますがCG技術が発達する一方で、アナログ故の深い味わいを作り出します。

「大切なものは鞄にはいっている」

ムービーの中のメッセージはこの一文のみですが全体を通して温かみがあり、”鞄作り文化” の発展・継承に向き合う土屋鞄の思いが、よく引き出されているように感じます。

長く大切にしたいお気に入りのものや、生活に密接に関わるものまで、毎日のあらゆるシーンに鞄は欠かせない。
鞄作りへのこだわりが伝わり、これからの鞄選びを大切にしたくなるようなステキな作品です。

BGMも癒されるので、動画も是非ご覧下さい。

[千田 里美]

動画はコチラ

参考サイト

・土屋鞄製造所
http://www.tsuchiya-kaban.jp/