“英語ネイティブしか広告の真意に気がつかない” クリエイティブ

Case:Blackhead Remover

毛穴の黒ずみを除去する洗顔フォーム「Yardley Oatmeal」が南アフリカで人気のティーン向け雑誌に出稿したプリント広告。

『年末年始のホリデー期間中に自宅でホームパーティーを開いて楽しむためのコツを10コ紹介する』という特集記事の中に巧妙に仕込まれたクリエイティブ。

 

上記のキャプチャを見て、大半の人は『右下の枠内にある洗顔フォームのクリエイティブだけが広告でしょ』と仰るのではないかと思います。しかし、実のところ、こちらのページ丸々1ページで「Yardley Oatmeal」の広告クリエイティブが成立しているのです。

このページの一部を拡大した下記画像を改めてご覧ください。

その際、テキストの中の特に「?」、「!」、「i」、「.」の部分がどうなっているかを中心に確認してみてください。

皆さんお気づきの通り、テキスト内に本来必要なはずのドット(.)が全て表記されていません。こちらは誤植というわけではなく、今回の広告メッセージを伝えるために意図的に消されたものです。

毛穴の黒ずみを除去する洗顔フォーム「Yardley Oatmeal」の‘効用・便益’をユニークな手法を通じて訴求するために、ページ内にある記事テキストのドット(.)も全て除去するという仕掛けを施しています。『Yardley Oatmealを使えば黒ずみ(ドット)は綺麗さっぱりなくなりますよ!』と表現しています。

こちらの雑誌広告は、初見では英語に相当慣れ親しんだ人(または頭が相当柔らかい人)でないと、恐らく“何が言いたいか”・“何を意味するか”に気付くことは難しいのではないでしょうか。私自身この広告をiPhoneではじめて見た瞬間、「どういうこと?」と思いました。

「わかりづらい」という声も多そうですが、個人的にはとてもユニークなクリエイティブで印象に残りました。

参考サイト

・Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/print/yardley_oatmeal_blackhead_remover?

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