世界初のツイートを燃料にして走行する自動車レース
Case:Mercedes-Benz Tweet Race
2011年2月2日~4日の期間開催されたメルセデスベンツ アメリカのTwitterとリアルを連動させたプロモーション、その名も『TWEET RACE』。
ニューヨークシティ、ロスアンゼルス、シカゴ、タンパのアメリカ4都市から全4チームが、それぞれSクラス、GLクラス、Eクラス、Cクラスのベンツでレースに参戦し、カウボーイズ・スタジアム@ダラス(スーパーボールの会場だったりします)を目指す自動車レース。
このレースは、一般のレースのように普通の燃料エンジンでスピードを競うのではなく、Webユーザーによる各チームへの“応援Tweet”が各自動車の燃料となって走行ができるようになっており、加えて道中にある(事務局が用意した)様々なチャレンジをクリアしていくという仕組みになっている。(※Tweet4回分で1マイル[約1.6km]走行できる仕様)
また、面白いのは各チームにはそれぞれ100~200万のフォロワーを持つセレブTwitterユーザーがコーチとして認定されていて、彼らの働きかけにより“Tweetエネルギー”を効率的に獲得できるという仕組みも採用されていた。
“応援Tweet”を行うTwitterユーザーへの参加するちょっとしたモチベーションとして、最終的に優勝チームにサポートしたTwitterユーザーには抽選でメルセデス・ベンツがスポンサードする3つのイベント(US Open Tennisなど)から1つに特別待遇で招待されることになっていた。
これに加え、最も素晴らしい“応援Tweet”をしたユーザーを、MVT(Most Valuable Tweeter)としてC-Classクーペも贈呈されたとのこと。
結果、この『Tweet Race』に30,000人を超える人が参加し、合計150,000以上のTweet(ベンツの燃料として)がなされた。
(このキャンペーン自体には、Facebookファン72,000人以上、Twitterフォロワー77,000人以上がついた、とのこと)
Twitterによる到達者数は約2,500万人、キャンペーンビデオの再生回数は200万回以上、PRインプレッション(詳細は不明)は1億4千万以上。
世界各地で実施されたメルセデス・ベンツの秀逸な広告に関心のある方は下記もご覧ください。
動画はコチラ
Mercedes-Benz Tweet Race from thepixel on Vimeo.
参考サイト
・Digital buzz blog
http://www.digitalbuzzblog.com/mercedes-benz-tweet-race-campaign-case-study/
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