これぞ次世代バービー!3つの体型に7つの肌色、18の目の色で、よりリアルになって登場
55年以上、少女たちの想像力と自己を見つめる力を育んできたバービー人形。製造初期は日本で作られていたそうです。1959年のデビュー当時のバービーは、スポーティーでビーチにいるようなカリフォルニアガール。そんな漠然とした“理想”の少女が、現代の女の子にフィットするよう、よりリアルな変身を遂げました。
バービーの世界も進化
時代の流れと共に、バービー人形のスタイルも様々に変化してきました。音楽好きなモッズスタイルやチャーリーズ・エンジェルをモデルにしたスーパースタースタイルなど、あらゆるテイストの人形が登場。一方、その完璧すぎる人形を手にする少女たちへ、“美の固定観念”を植えつけてよいものか?という疑問の声も。
バービーの製造元、米マテル社が掲げるスローガンは『女の子は何だってできる』というもの。女性の社会進出につれて、バービーの顔つきやスタイルも変化してきました。
“美のスタンダード”は存在しない
プロダクトデザインのシニアディレクターはこう語ります。
美しい体がどのようなものか…などという、狭く限定された“スタンダード”は存在しないのです。
そこで、より細分化された新生バービーが登場することに。
New!バービースタイル
新しいバービーは様々なスタイルから選ぶことができます。従来のタイプにプラスして、“小柄”、“ポッチャリ”、“長身”が仲間入り。肌の色は7つ、目の色、ヘアスタイルは18通り。これならお気に入りのバービーが、きっと見つかりそうですね。
自分と“繋がり”のあるバービーを選ぶ少女たち
そしてバービーのデザイナーの女性はこう語ります。
女の子たちはお気に入りのバービー選びが大好きなの。彼女たちが選ぶバービーは、自分と何かしら関係があり、繋がりを感じるもの。
こちらの少女は、「こっちのお人形は私に似ていて、こっちはママに似てるの。」と、嬉しそうに語ります。
「この子は友達に似てるの。」今の少女たちは、手の届かない理想を求めるのではなく、自分の世界の身近にいる、親近感の持てるバービーに強く惹かれるようです。
「みんな違うってカッコイイわ。」様々なバービーがいることで、個性を認められることの大切さ。
「私たちは少女たちに伝えなければならない。どんな外見で生まれてきたか、そんなのは問題ではない。何にだってなれる、という事を。」そんな大人たちの思いから登場した新しいバービー人形。
「大きくなったら先生になりたい。」「科学者になりたい。」様々な夢を抱く少女たちのイマジネーションは、色々な形やサイズから生まれるのです。美の固定観念から、ありのままの世界の美しさへ移行するバービー人形。少女たち、それぞれの未来が楽しみです。
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