大好きな恩師の定年にハッピーハプニングを!“日本一の材料”で作った卒業証書授与
小学校、中学校、高校、大学。あるいは塾の先生など、人は一生のうちに数多くの恩師に出会います。しかしその多くは一瞬のうちに通り過ぎ、いつまでも記憶に残っている先生の方が少ないですよね。しかし中には、その後の人生を左右するような恩師との出会いもあります。
この動画は、ニッセイの“MAKE HAPPNING”というサプライズ・キャンペーンの第5弾ムービー。卒業して15年後、恩師が定年という節目に際し、感謝の思いを込めたサプライズを企画するというものです。
今年定年を迎える恩師のために
現在33歳の青木さんと坂井さん。今回の企画の応募の動機として、「高校時代の担任の先生が今年定年で、何かしたいねってずっと言っていたんです」と坂井さんが説明。
日本一の道具にこだわって日本各地へ
ある夏のよく晴れた日。先生は学校に着くとランチルームへ向かい、テレビが置かれたテーブルの前に座ります。目の前の画面にはかつての生徒たちが次々に映し出されます。まずは和紙の本場福井県越前市に赴き、自らの手で一から和紙を作る生徒たちの姿。子連れのカップルらしきその男女は、恐らく同級生同士結婚したのでしょうね。
自分たちで手作りするこだわりよう
この後、金箔生産日本一である石川県金沢市に向かった生徒が、和紙の周りに金箔を丁寧に貼っていきます。そして、奈良県吉野郡では筆を、山梨県南巨摩郡では硯を、それぞれ担当の生徒たちが誠心誠意手作りしていきます。三重県鈴鹿市に向かった男女のペアは、日本一の墨を購入。
日本一の山富士山で日本一の先生へしたためる卒業証書
最後は、日本一の富士山の山頂を目指す男子生徒。登りきったところで先生へ贈る卒業証書をしたためるようです。体育館の中央に置かれた椅子に座り、目の前に設置されたスクリーンで、その映像を見ている先生。卒業証書を書き終えたところで、スクリーンになっていた目の前の布がパッと取られると、その奥にはかつて自分が受け持った生徒たちが並んでいます。
大好きな恩師へ贈る卒業証書
「これから卒業証書授与式を始めさせていただきます」と司会進行役の生徒が言い、「起立」の号令で立ち上がる先生。もうすでに涙ぐんでいる生徒の姿も見られます。
生徒代表の女性からは感謝の言葉が贈られたあと、とうとう卒業証書授与。
あなたはどんな腕白な生徒でも最後まで優しく寄り添い、数多くの教え子を立派に社会に送り出し、教員としての人生を全うしました。よってその功績を称え、ここに賞します。
先生って素敵な職業かも
これを受け、「みんな勘違いをしてる」と先生。そんなに良い先生だったわけではないと謙遜しますが、「みんなが仲良くできたのが自分のおかげだと思ってくれるならそれで良いかな」と感想を述べます。そんな風に当たり前に思わない姿勢が人気の秘訣なのかもしれません。
卒業して15年も経つのに、受け持ちの生徒からこんなにも支持され、愛されている先生は確かに日本一幸せな先生といえるのではないでしょうか。先生冥利に尽きるとはまさにこんなことを言うのでしょうね。
0