あなたは知ってますか? 望まない妊娠・出産で「世界のどこかで2分に1人が亡くなっている」事実を。

世界中で起きている性暴力。毎年2億人以上の女性、少女たちが、その被害に苦しんでいます。そしてその半数近くが、18歳以下の少女というデータも。またそれにより望まない早期妊娠、出産で、疾病や死亡、HIVや性感染症罹患の確率が高まります。開発途上国での十代の妊娠は、15-19歳の少女でもっとも大きな死因になっているという現状。

「世界のどこかで2分に1人が亡くなっている」

世界では、妊娠、出産で命を落とすたくさんの女性がいます。そんな女性が向き合う現状をリアルに表現したムービーをご紹介します。

高校の保健体育授業

とある日本の高校の教室。保健体育の授業が始まりました。テーマは妊娠と出産です。

すると授業が始まって間もなくして、1人の女子生徒が白いガーベラを机に置き、教室を出て行きました。1人、そしてまた1人…女子生徒が退出します。その間隔は、“2分に1人”。そう、それはまさに「世界のどこかで2分に1人が亡くなっている」という現状そのものです。そして命を落としているのは、この高校生と同世代の子どもたち。

I decideキャンペーン

『世界には、女性を幸福にする妊娠・出産と不幸にする妊娠・出産がある』と訴えるこの映像。特に開発途上国では、性暴力や売春行為により望まない妊娠をし、文化的背景などにより中絶も選べず、多くの女性が苦しんでいます。人生の選択の余地がなく、自己実現が叶わず、エンパワーメント(教育を受け力を持ち、自信を持てるようにすること)を受け入れられないでいるのです。

誰と人生を過ごすのか、家族の人数、私の未来は私で決めたい…でも、女の子1人の声では小さすぎて届かない。

そこで国際協力NGO“ジョイセフ”が立ち上げたこのキャンペーン「I decide-私の未来は私が決める」。世界の首脳たちにセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス/ライツの保障が新しい世界の目標に設定されることを約束してもらうべく、国連(バン・ギムン事務総長)に提出する署名活動を行っている団体です。2014年5月に活動をスタートし、世界146カ国からの支援者により、25週で約32万の署名が集まりました。

『1人の女の子の声は小さいけれど、みんなで声を合わせれば強くなれる。』2015年に決められる国連開発目標は15年間続けられます。2015年9月の国連ミレニアム開発目標決議は目前です。興味を持たれた方は、「I decide」のWEBサイトをご覧ください。

(参考サイト:YouTube

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