これはステキ!募金をした人が“広告の一部になる”体験型チャリティープロジェクト

チャリティーの広告と言えば大抵の場合、貧困の現状など問題そのものを取り上げますが、今回ご紹介する企画は一味違います。寄付される側ではなく、寄付する側にフォーカスするというコンセプトなのです。

ショッピングモールに置かれた募金箱

ここはフィンランドで最大級のショッピングモール。買い物に来た親子は、モールの一角にスクリーンと共に設置された募金箱へと向かいます。

コインを入れて、青いボタンを押すと…一体何が起こるのでしょうか。

スクリーンに映し出される親子の姿

この募金箱はお金を入れることによってセンサーが感知してカメラが起動し、自撮りができるという仕組み。スクリーンには、この親子の姿が映し出されます。

発展途上国の子どもの写真とともに

スクリーンに映し出された親子のセンターには、発展途上国の子どもの写真と、その子の“夢”がテキストで記載されています。その背景に写った親子が、まるで「私たちが“この子の夢”を応援します!」と言っているかのように。

そしてこの合成写真は、モールの至るところで公開されて、次なる寄付を募るための広告の一部になるという仕掛けでした。

「一番大切なことは、募金する人が子どもたちの夢の実現を応援しているということ。夢のスポンサーになることに誇りを持とう!」というメッセージがこめられたこの企画。募金する人が、そのお金が本当に、誰かの夢の実現に役立つことを、感覚としてとらえることに成功しているようです。

(参考サイト:vimeo)

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