“己の力”を信じ抜いたNFL初の難聴選手 そのサクセスストーリーが胸を打つ
3歳の頃から難聴を患う
FBデリック・ コールマンはNFL初の難聴選手。彼は3歳の頃に遺伝性の病気を発症し難聴を患いました。
「子どもの頃からいじめられ、スポーツで選ばれるのはいつも最後だった。」そう、不遇な少年時代を語ります。
そんな状況にも決して屈せず、ひたすら“アメフト選手になる”という夢を叶えるべく努力を積み重ねたコールマン。
グラウンドに出るときはいつも補聴器をつけ、ピッチ上の激しい衝突で落としてしまうこともしばしば。耳にテープで補聴器をくくりつけ、試合に臨むコールマン。補聴器だけでは不完全なため、コーチやクオーターバックの指示も、読唇術を使って理解していたといいます。
ドラフト会議の結果は
そして迎えた2012年のNFLドラフト会議。最後までコールマンの名前は呼ばれませんでした。しかし、そんな逆境にも「もう終わりだって告げられた。でも僕は3歳から耳が聞こえない。だからそういう声に耳は貸さなかった。」と語ります。
努力の末に・・・夢の実現
コールマンは諦めることなくトレーニングに励み続け、なんとドラフト外からシーホークスに入団。幼い頃からの努力が実を結び、ついにNFL選手になるという夢を実現させることになりました。大歓声のスタジアム、誰もが諦めろと言い続けてきた夢を、自らの力で手に入れたのです。
成功への道を駆け上がるコールマン。そして夢の大舞台へ。
NFLのピッチ。ファンの大歓声に囲まれて、僕は今ここにいる。
そして僕には“その声”が聞こえる。
コールマンがNFL入りするまでの道のりを描写することで「Trust your power・・・己の力を信じろ」というブランドメッセージを打ち出した、電池メーカー・DuracellのCMです。
この感動的な動画を見た難聴の少女から、Twitter経由で「勇気づけられた」とコールマンへ手紙が届き、そのメッセージに真摯に返信したコールマン。そんな温かいやり取りも大きな反響を呼ぶことになりました。
9歳の少女からの手紙(少女の父親によるTweet)
@Seahawks @DC2forlife you’ve inspired my little girls in a way I never could. THANK YOU! #Seahawks #SuperBowlXLVIII pic.twitter.com/lhpJfCPOSD
— jake kovalcik (@JakeIsMobile) 2014, 1月 21
補聴器をつけていても“夢は叶う”ことを告げるコールマンの手紙
@JakeIsMobile Your girls are awesome! Read them my letter back when you can! Thank you for the support! Means a lot! pic.twitter.com/9x5tQQwNbk
— Derrick Coleman Jr (@DC2forlife) 2014, 1月 22
(参考サイト:YouTube)
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