男性の無意識なインサイトを見事に突いたAXEの雑誌広告
男性向けのデオドラントブランドとして世界トップレベルのシェアと知名度を誇るAXEは以前PR EDGEでも紹介したとおりギリシャでの露出を強化しています。今回取り上げるのはシャワーにおける“男性あるある”に着目した、思わず笑いながら頷いてしまうようなインサイトが印象的な雑誌広告です。万国共通かもしれないシャワー中の行為をユーモアとして活用したグローバルブランドらしいアプローチにご注目ください。
“A Scent That’s Irresistibly Yours(紛うことなきあなただけの香り)”というタイトルで公開されたのは、共通したメッセージングで企画された複数の雑誌広告。シャワールームに並ぶシャンプーボトルやボディーソープのボトルには「あなたが祖母と同じ香りをまとっても何もセクシーではありません」「お母さんと同じ香りをまとって意中の女性を射止めようとしているのですか?」「5歳児と同じ香りをまとっても恋愛対象として見られることはないでしょう」と書かれており、ボディーソープやシャンプーの香りにこだわりがない男性が“とりあえずそこらへんに置いてある適当なもの”を使ってしまうという行為に着目しているのです。
こだわりがない香りをまとったら、誰にもモテない人生になってしまうという当たり前のメッセージを、あえて“こだわりがない男性たち”に向けて直球で投げかけることで笑いを誘いつつもハッとするような気づきを与える……日本でも一時期は“モテ”を企画の中心にして宣伝を行っていたAXEならではのアプローチだと言えるのではないでしょうか。
それぞれのメッセージが書かれたボトルの背景もよく見ると子どもっぽくなっていたり、実家を彷彿とさせるようなタイルが敷かれているなどの細かいこだわりも光る事例でした。
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