線路跡地をランウェイに 渋谷ブリッジで入場無料のサステナブルファッションショー

2025年11月30日(日)、東急東横線の旧高架線路跡地「渋谷ブリッジ」が1日限りでランウェイに変わります。株式会社グローバルエージェンツが東急株式会社と連携して開催するサステナブルファッションショー「RAILWAY TO RUNWAY」は、都市の歴史を背負う空間を文化発信の場へと変える試みです。

古着が新しい命を得るアップサイクル

ショーの衣装は、デザイナーユニット「DOKKA vivid」が渋谷で回収した古着をアップサイクルしたもの。黒・白・グレーを除くビビッドカラーを基調に、カラフルで独創的なデザインが施されています。


作品例 Asia Fashion collection 9th

回収は9月30日(火)まで渋谷ストリームやThe Millennials渋谷、HOTEL GRAPHY渋谷で実施。自分の服がランウェイに並ぶかもしれないという参加感は、ブランドと人々を強く結びつけてくれそうです。

Z世代デザイナーとデジタルクリエイターの共演

「DOKKA vivid」はZ世代を代表するデザイナーユニット。ニューヨークファッションウィークでの発表や有名アーティストの衣装制作など、多方面で活躍しています。彼らが手がける作品は「サステナブル=地味」という印象を覆し、鮮やかな世界観で魅せます。

モデルにはSNS総フォロワー200万人超のデジタルクリエイター・マツヤマイカが登場。音楽や映像で支持を集める存在が加わることで、若年層に響くイベントとなるでしょう。

ワークショップとポップアップで広がる体験

イベント当日はショーだけでなく、DOKKA vividのデザイナーと一緒に古着をリメイクできるワークショップや、人気アイテムを集めたポップアップショップも開催。アイロン熱でプリントする転写シートを使って服を簡単にアップデートできる体験は、日常に持ち帰れるサステナブル実践として価値があります。ポップアップでは、デザイナーが在廊するため、ファンとの接点がもたらされます。

「RAILWAY TO RUNWAY」は古着のアップサイクルを中心に、場所の歴史を活かしながら新しいブランド体験をつくる取り組み。ブランド理解を深める機会が用意されている点も魅力のひとつであり、企業からの発信にとどまらず共創のコミュニケーションとして機能しそうです。

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