盆踊りと体験型マーケットで“可能性”にアプローチ|渋谷スクランブルスクエア
渋谷スクランブルスクエアで、都市空間と地域コミュニティーをつなぐ取り組みが行われます。2025年9月6日(土)・7日(日)には、渋谷のショップやクリエイター、企業ら約30組が参加する体験型マーケットイベント「THE SHIBUYA STORY COLLECTIVE」を、続いて9月20日(土)・27日(土)には、SHIBUYA SKYの屋上展望空間「SKY STAGE」で盆踊りイベント「天空の盆踊り」が行われる予定です。
これらの企画は、渋谷スクランブルスクエアを拠点に、人や地域文化が主役となるまちづくりを推進するプロジェクト「SHIBUYA(SCRAMBLE)BOND」の一環としても行われます。
従来、都市型商業施設は、物販やサービス提供を軸として設計されてきました。この取り組みでは、施設が「地域とのつながりを育む媒介」となることを目指し、都市空間の新たな可能性を模索することにチャレンジしています。
同プロジェクトは、2024年7月に日本カルチャーと“渋谷らしさ”を融合させた夏祭り「SHIBUYA(ENNICHI)MARKET」を実施。9月の「THE SHIBUYA STORY COLLECTIVE」はその後継にあたります。
マーケットイベントでは、渋谷にゆかりのあるキュレーターが、記憶や物語を宿した私物を展示・販売します。来場者はそれらのストーリーに触れながら買い物を楽しむほか、自身の思い出の品を持ち寄って展示・交換するプログラムに参加できます。会場には音楽や飲み物を楽しめるラウンジも併設され、記憶を介した交流の場が設けられます。
盆踊りイベントでは、渋谷スクランブルスクエアをはじめ、株式会社サイバーエージェント、レバレジーズ株式会社、SHIBUYA QWSなどの企業・団体が参加。昨年制作された「渋谷スクランブル音頭」が流れるなか、ちんどん屋の演奏とともに、参加者が輪になって踊る一夜限りの催しだといいます。都市の屋上空間を活用し、夢や想いを踊りに込めて空へ届ける演出が予定されています。
今回の取り組みは、施設のソフト面から都市にアプローチし、「その場所にしか生まれない価値」を育てることを目指すもの。渋谷がインバウンド観光地として注目されるなか、地域に根ざした“ストーリー”をつむぎ、都市空間に人間的な記憶や関係性を宿すことで、さらなる発展を企図しました。
SHIBUYA(SCRAMBLE)BONDの立ち上げにも携わった株式会社GEKI、コピーライター /クリエイティブ・ディレクターの氏家健吾さんは「このイベントを通じて知り合った方々の間に交流が生まれたり、お互いのお店に行き来したり。イベントの関係者という枠を超えて、共通の思い出を分かち合う顔馴染みになっていく。人と人、人と街に根付く文化の距離を無意識のうちに近づけるきっかけになる」ことを、このイベントに期待しているとPR EDGEの取材に応えています。
さらに氏家さんは、東京で暮らす人と都市の関係を「知り合いではあるけど仲が良いわけではない、という感覚が近いのかもしれない」といい、「そんな付かず離れずの距離感で関わっていた街に、また関わりたいなと思える居場所や気軽に声をかけられる顔馴染みの人がそこら中にいるという感覚を持てるようにすること」が都心部で関係人口を生みだすことの意義だととらえているそうです。
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