AIの活用でローンチ準備を大幅短縮!新名物「山村ぷりん団子」発売|三重・山村乳業

日本最多の瓶入り乳製品数を誇るという有限会社山村乳業は、団子に見えるプリン「山村ぷりん団子」を2025年8月6日(水)より同社直営のミルクスタンド「山村みるくがっこう 外宮前店」(三重県伊勢市)にて新発売します。

「山村ぷりん団子」は“誰も見たことのないプリン”をコンセプトに開発された製品で、累計50万個以上を販売する同社の「山村ぷりん」の美味しさを忠実に再現した団子型のスイーツです。看板商品の「山村牛乳」や契約鶏園の朝どれ卵など、素材にこだわったプリンと、みたらし団子のようなビジュアルが特徴。和洋折衷の新感覚スイーツとして、インバウンド需要や思わずシェアしたくなる見た目によるSNSでの盛り上がりが想定されます。

かつてない味覚体験の提供を狙ったというこの商品ですが、開発にはAIが活用されています。生成AIと、短い開発サイクルを繰り返すアジャイル開発を組み合わせることで、着想から初回試作まで2日、商品化まで2週間、従来なら数ヶ月かかるというプロセスを、わずか26日という短期間での発売に至りました。

同社の生成AIによる商品開発は、人気商品「山村ぷりんバー」など今回で4例目。プリンの食感改良や安定性の確保といった試作ごとの課題を、AIと協働することにより迅速に検証・改善。これまで外部や他部署との共創が必要だったプロセスが、担当者の手で内製可能となったことで、開発スピードの大幅な短縮に繋がったといいます。

日々変化する消費者ニーズやターゲットの多様化に対応した、生成AI活用による柔軟性とスピード感のある開発プロセスは、商品の売上拡大だけでなく開発コストの削減や人手不足の解消にも効果を発揮しそうです。同社の主力商品でもある「瓶牛乳」の市場縮小から、最新技術を用いた商品開発に活路を見出したマーケティング戦略に注目したい事例です。

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