今すぐ行動を! SDGsの自分ごと化を促す米デンバー市の“本気”すぎる施策
持続的な人類の発展と、自然との共存を実現するために各国の政府や企業が推進しているSDGs。これまで数多くの施策が実施されており、そのなかには効果が未知数なものも多々あります。それでも「意味がないから」と言って何もしないことが最も愚かな行為であるというメッセージを、目が覚めるようなインパクトのキャッチコピーで表現したOOH施策がアメリカのデンバー市で公開されました。
ベージュの背景に太めのフォントをシンプルなレイアウトで配置したOOHのタイトルは“Do more. Do less. Do something.(もっと自分優先ではなくもっと環境優先な行動を。なんでもいいから取り組もう)”というストレートなもの。
「USにはもう頼れないからusだけでなんとかしよう(アメリカを意味するUnited Statesの略称と“私たち”を意味するusのダブルミーニング)」や「環境のことを考えていない人たちと違って、このOOHは最終的にはアップサイクルされてバッグになります」といった具体的なものまで、その訴求内容は幅広く、どれも環境について考えるきっかけを与えたいというデンバー市側の想いが伺えます。
その他にも「あなたが1人で運転するたび、どこかの流氷が悲鳴を上げる」や「山が呼んでいる。あなたに“どこにでも車を運転しないでくれ”と呼んでいる」という自然をモチーフにしたものまで、とにかくあらゆる手段で環境意識の改善を試みているのです。なかには「私1人が何かをしても、別に何も変わるわけではない。そう思っている人が71万6,577人いるのがデンバーです」という、いやでも自分事化せざるを得ないようなコピーも見受けられました。
印象的なキャッチコピーが記されたOOHを掲出しただけでなく、アパレル企業のGoodwillとのコラボレーションしたアップサイクル衣料も発売。1つの都市が行うにしては大規模かつ“本気”すぎる本格的な取り組みが行われています。
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