KOMEHYO SHIBUYAをミュージアムにーーレコードを掘るようにアートに出会う
ラグジュアリーブランドの希少性のある中古品を買い集めたい、そんなインバウンド層が増えている昨今。
「日本最大級のリユースデパート」を掲げ、高級宝飾品やバッグ、衣料品など中古品取り扱いうKOMEHYOの旗艦店「KOMEHYO SHIBUYA」で、特別イベント「Rotten Donuts at KOMEHYO SHIBUYA」が2025年7月25日(金)から8月10日(日)まで行われています。
Rotten Donutsとは、クリエイターを起点に「越境」と「共創」をテーマにした創発的メディアプロジェクト。その中核をなすアートキュレーションとして、“ART Dig/ART Digging”という取り組みを行っています。
この取り組みはその名が示す通り、レコードコレクターが中古レコード店で掘り出し物を探す「ディギング」からインスピレーションを得た、まったく新しいアート体験です。
Rotten DonutsのART Diggingは、京都高島屋S.Cにあるnuunu KYOTOでの常設に加えて、ポップアップ出展も行っています。過去には、大阪に拠点を置く設計事務所muura 、Chalkak STORE(韓国・梨泰院)、TOKYO CULTUART by BEAMS(東京・新宿)などで行われました。
さまざまなアートピースと出会う時間は、つい我を忘れてのめりこんでしまう人が多くいるといい、その姿はショップの“エサ箱”をザクザク掘るレコードディガーさながら。確かな愛着を宿した1枚と出会えそうです。
今回開催となったKOMEHYO SHIBUYAでのイベントは、同店を舞台に「”出会ってしまった”をあなたに。」というテーマのもと、訪れた人が「まだ気づいていなかった自分の感性」や「思わぬ好み」を発見できるというもの。イベントのメインフロアにあたる同店4階には総勢102人のクリエイターによる約1,100点の作品を展示します。
また、アパレル取り扱いショップならではの企画として、フィッティングルームを活用。いわゆる試着室で4人のクリエイター(Yuki Uebo・ハラケイスケ・yooolk・中島友太)の個展を開催します。来場者は、まるで洋服を試着するように、ひとりきりの空間でゆっくりとクリエイターの作品と向き合えるそうです。

ハラケイスケ/Keisuke Hara
ハイブランドのヴィンテージアイテムと同様に、中古レコード・CDを探し求める訪日客は少なくありません。従来のギャラリー見学とは一線を画した能動的で発見に満ちたアート体験は、KOMEHYO SHIBUYAを訪れる人びとに新鮮な喜びをもたらすことでしょう。
既存店舗に現代ならではのキュレーションセンスをもったプロジェクトを招聘。さらにファッションとアートの境界線をあいまいにし、集客に加えてストアブランディング、マーケティングに生かそうというイベントが行われています。
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