カンロのプロモーション・販促アイデア CMからイベントまで話題の施策まとめ
キャンディを中心とした菓子・食品の製造・販売を行うカンロ株式会社。1912年に「宮本製菓所」として創業し、1960年に社名を「カンロ株式会社」に変更しました。
ロングセラー商品「カンロ飴」や「健康のど飴」のほか、「ピュレグミ」や「金のミルク」など、独創的な商品開発でヒット商品を世に送り出してきました。
今回は、そんなカンロのプロモーション・販促事例を8事例まとめてお届けします。
1. つらいGW明けに、次の祝日まで寄り添うお菓子をプレゼント! カンロのキャンペーン施策
カンロ株式会社は、キャンディの新たな価値や可能性を様々な角度から探求するプロジェクト「カンロひとつぶ研究所」の一環として、モヤモヤしがちな5月をキャンディで応援する「#ひとつぶスイッチ キャンペーン」を実施しました。
大型連休が明けたこの時期は、日常生活への切り替えにともない、気持ちがモヤモヤしやすいタイミング。GWから数えて次の祝日は、75日後の7月21日(海の日)と間が空いているため、すでに次の連休が恋しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
そんなモヤモヤを抱える人たちに向けて、カンロは2025年5月7日(水)から5月13日(火)まで、公式Xで「5月のモヤモヤエピソード」を募集。応募者の中から抽選で、次の連休まで心にひとつぶ寄り添う、カンロ商品2.5カ月分セット (ピュレグミ、金のミルク、カンデミーナグミ、マロッシュ、健康のど飴など、カンロ商品75品セット)をプレゼントしました。
なお投稿されたエピソードは、特設サイトに掲載されるとのこと。さまざまな“モヤモヤあるある”に共感し合うことで、前向きな気持ちを後押しするキャンペーンとなっています。
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2. 花束代わりにグミをプレゼント! ピュレグミのギフトがEC限定で登場、原宿で販売会も
カンロ株式会社は、花束型ボックスを採用したギフト仕様のピュレグミ「Puré for you」を、2025年3月6日(木)より「Kanro POCKeT」オンラインショップで発売しました。
2002年に誕生したピュレグミは、フルーツのおいしさを引き出す“すっぱいパウダー”と独自の“果肉食感”が特徴の、カンロを代表するブランドのひとつです。これまで“日常のトキメキ”を届けてきましたが、今回は“誰かに贈る特別なトキメキ”を届けたいという想いから、EC限定のギフト仕様「Puré for you」が誕生しました。
「Puré for you」は、ピュレグミ レモン(2袋)、ピュレグミ マスカット(2袋)、ピュレグミ プレミアム山梨産白桃(3袋)の計3種7袋がセットになった商品。レモン味とマスカット味は、「Puré for you」限定の花びらハート型で、通常のピュレグミよりもやや小粒のサイズです。さらに、ピュレグミのパッケージやグミ粒をモチーフにした「Puré for you」限定のアクリルキーホルダーが、全15種類の中からランダムで1つ封入されています。
また、ギフトとして贈る際の特別感を演出する「花束型ボックス」を採用。購入時には、贈るシーンや相手のイメージに合わせて、ピュレグミのパッケージカラーを基調とした15色のラベルから好きなデザインを選べる仕組みになっています。相手にぴったりのカラーを選ぶ楽しさも魅力です。
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3. 今年はあなたのスマホをおまもりに。発売4年目の「ピュレグミおまもり梅」キャンペーン
カンロ株式会社は、2021年から季節限定で販売している「ピュレグミ おまもり梅」の販売にあわせ、「あなたのおまもりメーカー」「おまもり梅占い」のWebコンテンツを、2024年12月2日(月)より公開しました。
「ピュレグミ おまもり梅」は本格的な梅の味が楽しめるピュレグミの限定フレーバーで、紅白の「梅の花」型のグミやおまもりをモチーフにしたパッケージで人気の商品です。
「あなたのおまもりメーカー」では、「今行きたい場所は?」「春になったらしたいことは?」などの簡単な質問に答えることで、「ピュレグミ おまもり梅」のパッケージ柄をベースとした、応援メッセージ入りのおまもり壁紙が生成できます。壁紙の組み合わせはなんと89種類。出来上がったおまもり壁紙は友人や家族に贈ることも可能とのことから、受験シーズンや年末年始に向け、話題獲得にも有効のようです。
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4. ストレスフルRPG!? カンロのハードな弾力食感グミ「カンデミーナ」がゲームに
カンロ飴やピュレグミでおなじみのカンロ株式会社は、独自の形状から生まれるハードな食感が楽しめるグミ「カンデミーナ」シリーズの新作「カンデミーナグミ Wインパクト」を、2024年10月8日(火)より全国で発売しました。
また、定番商品の「カンデミーナグミ スーパーベスト」が10月8日(火)、「カンデミーナグミ ドリームパック」が10月15日(火)に、リニューアルしたパッケージデザインで登場。それに伴い、「カンデミーナ」が初めてゲームになりました。
すぐにムキーッ!となってしまう勇者が、「カンデミーナ」を噛みしめながらさまざまな困難に立ち向かう新感覚のストレスフルRPG『魔王ムキーの挑戦状』。株式会社カヤックが企画・開発を担当したこちらのゲームは、2024年10月3日(木)より特設サイト上にて無料で楽しむことも。
『魔王ムキーの挑戦状』は、些細なことでもムキーッ!となってしまう勇者が、ハードな弾力食感グミ「カンデミーナ」を噛みしめてストレスをふっとばし、カンデ王国にかけられた「ストレスイパーイ」の呪いを解いて平和な世界を取り戻そうとするRPGです。公開期間は、2024年10月3日(木)12:00から2025年3月31日(月)23:59まで。
また、乗り越えたストレスは「ストレス図鑑」に登録され、全21個をコンプリートすることで、魔王を討伐する通常のエンディングとは異なる、特別なエンディングを迎えることができます。
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5. 好奇心を刺激する新たな体験型商品、カンロ「空想果実ウチャチャの実 調査隊セット」
カンロ飴やピュレグミなどでおなじみのカンロ株式会社は、「空想果実ウチャチャの実 調査隊セット」をカンロの複合型オウンドメディア「Kanro POCKeT(カンロポケット)」にて2024年9月25日(水)より100セット限定で販売しました。
グミ市場は年々拡大していて、さまざまなフレーバーや食感、自由な色使いや形など、多種多様な新商品が発売されています。カンロの「空想果実」シリーズは、そんなグミの自由度の高さを活かし、空想上の果実の味や食感をグミで表現した、好奇心を刺激する、これまでにない体験型商品です。
商品はHPやSNSと連動することによって、まるで本当に幻の果実が実在するかのような徹底した世界観を作り上げています。既存の味から踏み出した“空想の果実を食べられる”という夢のある世界観がSNSで話題となりました。第一弾の「キラスピカの実」に続く、第二弾の「ウチャチャの実」の発売発表当日には19万リポストされるなど、大きな注目を集めました。
そんな反響を受けて、空想果実の世界観に、より没頭しながらワクワク感を楽しんでほしいと、「空想果実ウチャチャの実 調査隊セット」が100セット限定で発売されることになりました。
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6. 話題のASMR動画撮影体験も、高校生インターンと共創「ヒトツブカンロを聞いてみよう!」
カンロ直営店「ヒトツブカンロ 原宿店」と情報発信拠点「Kanro POCKeTラボ」が2024年4月17日(水)にオープンしました。
このオープンを記念したイベント「ヒトツブカンロを聞いてみよう!」を2024年4月19日(金)、20日(土)の2日間開催。このイベントは、カンロと高校生インターンが共創した企画として、SNSでも大きな話題となっている大人気の次世代食感グミ「グミッツェル」のASMR動画撮影体験ができるブースが登場しています。
「ヒトツブカンロ」は、カンロが創業100周年を迎えた2012年にJR東京駅でオープンしたキャンディショップです。飴をあげる楽しさともらう楽しさを作り出したいという気持ちから「ヒトからヒトへ つながるヒトツブ」をコンセプトに、見た目や味だけでなく咀嚼音のASMRも人気の「グミッツェル」などの商品を販売し、連日大盛況となっています。
そして今回、実際に商品を選ぶことのできる機会や新たに商品と出会う方々と直接コミュニケーションを取れる機会を増やしたいという思いを実現。「グランスタ東京店」に続く常設店の2号店として、若者と多彩な文化の街である原宿に出店に至ったものです。
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7. 自分だけのおまもり曲が作れる「あなたの主題歌メーカー」 ピュレグミが頑張る人を応援
カンロが甘酸っぱい本格的な梅の味わいが楽しめる「ピュレグミ おまもり梅」の販売開始にあわせ、受験生や頑張る人を応援する新コンテンツ「あなたの主題歌メーカー」を特設サイトで公開しました。
「願いを叶えるために困難へと立ち向かう、すべての主人公へ。ピュレグミが、あなたの勇気になりますように。」との想いを込めて企画された「あなたの主題歌メーカー」。自分の名前や「どんな人にあこがれる?」「どんな瞬間にときめく?」といった選択式の質問に答えるだけで、オリジナルの楽曲が生成されるコンテンツです。
質問は、自分の名前(ニックネーム可)の記入を含め、簡単に回答できる8問。答えの内容によって、生成される楽曲が変化。例えば質問の答えから、ユーザーが「ひとりでひたむきに励む頑張り屋さんタイプ」なのか「困難な挑戦にワクワクするチャレンジャータイプ」なのかなど、その人の性格を診断し、自然と背中を押される楽曲と歌詞が生成されるというものです。
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8.「ピュレグミ」と「カンロ飴」の廃棄包材が変身!クリエイターの力で華麗にアップサイクル
カンロは、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて2023年8月28日(月)から実施した、廃棄包材を活用する「世界にひとつだけの、パッケージアップサイクル」プロジェクトにおいて当初目標支援額の275%を達成し、募集を終了しました。
カンロが取り組んでいるフューチャーデザイン事業では、「サステナビリティ」「ウェルビーイング」の 2軸で異業種他社との協業を実施しています。2023 年のサステナビリティ軸では廃棄包材の活用を目指し、今回はそのアイデアを実現させるため、デザインファームのペーパーパレードと共創。商品の製造工程で生じてしまう廃棄包材を活用したアップサイクルしたグッズを開発しています。カンロの人気商品「カンロ飴」と「ピュレグミ」のパッケージを使って、バッグやサコッシュ、ペンケースに生まれ変わらせるクラウドファンディングプロジェクトとなりました。
グッズのベース部分は職人さんが一つひとつ手作業で廃棄包材を分解し、シート状にしてていねいに縫い上げています。バッグやサコッシュは裏生地を付けてシートに厚みを持たせ、ペンケースは逆にパッケージの透かしを活かすなど、アイテムによって質感が異なる点もこだわりポイントです。さらに、同じグッズでも包材のどの部分が使われるのか毎回シートの柄の配置が異なるため、世界でひとつだけのデザインとなっています。
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カンロ、話題の8施策まとめ
いかがだったでしょうか。どれもちょっと他とは違う視点を感じさせてくれる、施策のアプローチ法が効いています。
カンロ人気商品たちのバラエティ豊かさと個性光る雰囲気が、打ち出される施策にもまとわせることで、自社ブランドのイメージをさらに強化し、訴求している……そんな事例集となりました。
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