いつかはアンインストールされる マッチングアプリの定めを描いた切ないCM

Tinderの運営元として知られるアメリカのMatch Groupが、主に欧米圏で展開している若年層向けのマッチングアプリ・Hinge。基本的なシステムはTinderと似通っているものの、ブランディング面においてZ世代を中心にターゲティングしている点が特徴です。そんなHingeがヨーロッパ市場に向けて公開したブランディング動画では“いつかはアンインストールされる定めである”という、少しセンチメンタルでほろ苦いメッセージングが描かれています。

“The Dating App Designed to be Deleted(いつかは消されるために作られたマッチングアプリ)”というストレートなタイトルのキャンペーンは、3種類の動画で構成されており、そのどれもが同じ展開を異なる登場人物で描いています。カップルが愛を育む道のりをサポートすることをミッションとするHinge。いつか自分がいなくなることは必然である……そんなメッセージを、Hingeのロゴが3組のカップルを見守る様子で表現しています。

最終的にカップルの片方がマッチングアプリを削除すると、Hingeのロゴは大げさすぎる方法で文字通り“死んで”しまいます。自由恋愛市場において出会いを作る役割を果たした以上、それを成し遂げてしまえば後は不要であるというマッチングアプリビジネスの本質を独自の視点で描ききった施策でした。

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