スキンヘッドに無料で日焼け止めを! 真面目にふざけた南米のCM

西アフリカにおける“水の妖精”を意味する言葉がブランドの由来となっているMami Wataは、さまざまな用途に適した日焼け止めを販売している日用品ブランドです。日焼け止めという商材自体、日本においては女性向けのコミュニケーションアプローチが一般的ではありますが、Mami Wataが着目したのは男性……しかもスキンヘッドの男性でした。

強い日差しから頭頂部を守る髪の毛がない彼らは、実は皮膚がんにかかってしまう確率がスキンヘッドではない人と比べて高いという調査結果もあるようで、そんな人にこそ日焼け止めを使ってほしいというメッセージを込めたキャンペーンと、そのCMを公開しました。

“Bald Faces(スキンヘッドフェイス)”というキャンペーンの趣旨は、スキンヘッドの人であれば必ず後頭部に現れる“顔”を専用サイトで読み込むとMami Wataの商品が1つ無料になるというもの。

一見シンプルに見える構造ではありますが、ターゲットの身体的な特徴を好意的なものとして捉え、そのビジュアル自体をプレゼントの条件にすることでしっかりと伝えるべき人に伝わるような工夫が施されています。

キャンペーンの告知CMでは、これでもかと言わんばかりにスキンヘッドの人たちが登場するという若干カオスな内容になっています。サイケデリックな世界観の中でスキンヘッドの人が入れ替わり立ち替わり登場し、後頭部に現れた“顔”と一緒に不思議なダンスを踊る様子が不気味なのになぜか癖になる……そんな読後感を残す映像に仕上がっていました。

しっかりとした社会的な課題に着目しつつも、アウトプットであるCMではシリアスな空気は一切出さない、Mami Wataというブランドが目指す世界観の片鱗が見て取れる映像です。

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