シンプルな一言にすべてを凝縮。あえてブランド名を隠したポパイズのOOH
米ルイジアナ州で生まれたPopeyes Louisiana Chicken(以下ポパイズ)は、フライドチキンやチキンバーガーをはじめとした、チキンが有名なファストフードチェーンで、日本でも米軍基地の敷地内に店舗を構えています。1人で楽しむもよし、みんなとシェアするもよし……そんなファストフードならではの魅力を一言で表現したプリント広告がヨーロッパで公開されました。
複数種類の広告で描かれるのは、いずれもポパイズの商品をこれから食べようとする人々の手元。ファストフード好きはもちろん、普段あまりフライドチキンを食べない人であっても思わずテンションが上がってしまうような豪華なビジュアルですが、よく見るとポパイズのブランド名が一部隠されてしまっています。
実はこのビジュアルは「いつどんな時であっても目の前にポパイズがあれば断ることなんてできない」というメッセージを表現するためにあえて自社のブランドを少し隠して“Yes”という言葉を作っているのです。
抗うことができないほどのおいしさであることを伝えるため極限まで無駄を削ぎ落とし、シンプルな一言にすべてを凝縮した意欲的なこの事例。
かつてペプシがファストフードチェーン各社の包み紙で自社のロゴを作った事例同様、パッケージをいじるという手法にはまだまだ活用の仕方がありそうですね。
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