規格外バナナを炭に再生!フルーツロス削減へ、ドール『バナナ炭』で新たな挑戦
株式会社ドールは2025年4月1日(火)より、規格外のバナナを炭として再活用した新商品『バナナ炭』を、Eコマースプラットフォーム「メルカリShops」にて数量限定で販売開始しました。
本商品は、2021年9月からスタートした同社の「もったいないバナナプロジェクト」の一環として開発されたもの。「もったいないバナナ」とは傷や変色、サイズのばらつきなど、流通過程でさまざまな理由により規格外とされ、廃棄されていたバナナのことを指します。
ドールではこのようなバナナを1本でも多く救いたいという思いから、パウダーやピューレに加工し、ドリンクやスイーツなどの原料として再活用する取り組みを進めてきました。
生産地での着想から生まれた『バナナ炭』
『バナナ炭』の誕生は、バナナ生産地であるフィリピンでの現地活用がヒントになっています。フィリピンではこれまで規格外のバナナを炭化し、土壌改良材として使用してきた実績がありました。ドールはこの知見に着目し、現地スタッフと協力して炭としての可能性を検証。着火性や形状のユニークさといった付加価値を見出し、商品化に至りました。
『バナナ炭』は原材料がバナナ100%で非常に軽く砕きやすいため、火起こしが簡単にできる点が特徴です。また、形状はバナナそのまま。思わず誰かに見せたくなるようなユニークさも兼ね備えています。日常の料理だけでなく、アウトドアシーンなどでも活用できる商品です。
販売はメルカリShopsで。手軽にサステナブルな体験を
販売はオンライン上で手軽に購入できる「メルカリShops」にて実施。ECプラットフォームを活用することで、幅広い層の方々が気軽にサステナブルな商品を体験できるようになっています。商品は数量限定で、なくなり次第販売終了予定です。
ドールは『バナナ炭』を「楽しみながら使っていただきたい」とのこと。ただの再生素材ではなく、実用性と遊び心を兼ね備えたアイテムとして、家庭やレジャーシーンでの活躍が期待されます。
CSR活動としての広がりと意義
『バナナ炭』は、これまで「食べて救う」ことを中心に展開してきた「もったいないバナナプロジェクト」に、「使って救う」という新たな視点を加えたプロダクト。再利用の幅を広げることでフードロス削減だけでなく、炭としての環境負荷低減にも貢献しています。
また、同プロジェクトには50社以上の企業が参加しており、規格外のバナナを原料としたドリンクやお菓子、アイスなどがすでに多数登場。最近ではバナナ以外の果物にも対象を広げ、「もったいないフルーツプロジェクト」として発展を続けています。
ブランドメッセージ「フルーツでスマイルを。」の実現へ
ドールは「フルーツでスマイルを。」というブランドメッセージのもと、フルーツを通じて人々の暮らしに笑顔を届けることを目指しています。『バナナ炭』はその想いを体現する新たな製品であり、サステナブルな社会の実現にも貢献するアイデア商品です。
廃棄されるはずだったバナナが、炭として生まれ変わり再び誰かの役に立つ。そんな“もう一度のチャンス”をつくるこの取り組みには、資源の循環や社会との共生といったメッセージが込められていることが伺えます。
サステナブルな未来への火を灯す
『バナナ炭』は、ユニークな見た目と実用性を備えた新しいタイプのサステナブル商品。家庭やアウトドアでの使用はもちろん、CSR活動やSDGsのヒントとしても活用できそうな可能性を秘めています。
今後の展開によっては、より多くの規格外バナナが再活用され、フードロス削減がさらに加速するかもしれません。企業による創意工夫と地域連携の成果であるこの『バナナ炭』が、多くの人に愛され、次なる社会課題解決のヒントとなることを願っています。
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