「チキンを信じよ」 奇妙奇天烈な英・KFCの動画

ファストフード大手のKFCが2024年にはじめた“Believe”キャンペーンはフライドチキンとファストフード業界全体を宗教チックに描くことでその人気を確固たるものとして描きつつ、どこかシュールな笑いを誘うことを目的としています。今年公開されたバージョンでは独特の演出がより一層パワーアップしており、もはやスリラー映画の一幕なのではないかと錯覚してしまうほどのクオリティに仕上がっています。

動画は、とある森に迷い込んでしまった男性が一羽の鶏と出会い、気がつけば周りを囲んでいた“Believers(信者)”たちと森の奥へと進んでいく様子が描かれています。巨大な黄金の卵を抱えたBelieversたちは何やら不思議なダンスを踊っており、音楽との絶妙なシンクロが何とも言えない没入感を演出しています。

気がつけばフライドチキン専用のグレービーソースで満たされた湖に到着していた一行は男性をそのままフライドチキンへと変えてしまう様子で動画は幕を下ろします。最初から最後まで意味不明な演出がてんこもりの動画ではありますが、どこか見入ってしまうような魔力があるのも事実。シュールさを突き詰めれば立派なアートとなる――そんな気づきを与えてくれる事例でした。

日本ではキャッチーな商品プロモーションを中心とした宣伝手法がメインのKFCですが、このような大規模かつアーティスティックなブランディング活動を通じて何を実現しようとしているのか……国が違うとクリエイティブアプローチも変わることが明示されている発見だらけのCMですね。

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