“神は細部に宿る”を体現したポルトガルの不動産会社

家選びにとって大事な要素はなんでしょうか? 日当たりと答える人もいれば、立地が何よりも大事だと言う人、間取り、築年数、防犯性、広さ、そして家賃……それはまさに千差万別です。ポルトガルの大手不動産デベロッパーVanguard Propertiesは、家選びに最も大切なものは細部にあるというメッセージを訴求したCMを公開しました。

“In the Details(細部に宿る)”というわかりやすいタイトルの動画で主役となるのは、まさかのドアストッパーと排水口。本来であれば家選びにおいて誰も気にしないであろう場所にあえてスポットライトを当てることで、細部にこだわることの尊さを強調しています。「排水口のことなんて誰も気にしません。丸みを帯びているのか、スリットは細めなのか、はたまた広めなのか、素材はプラスチックか、ステンレスか、はたまた真鍮か……誰がそんなこと気にするのでしょうか?わたしたちは気にします」というナレーションが同社のこだわりを力強く打ち出しています。

物件の魅力を伝えるにあたりあえてマクロではなくミクロな側面にフォーカスした、不動産業界にしては珍しい事例でした。神は細部に宿ると考える日本人にとってはかなり高い共感性を持つこのCM、ポルトガルの人にはどのように映ったのかが気になるところですね。

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