“公現祭”って知ってる?バーガーキングが南米で行った心温まる施策

毎年1月6日に行われる“公現祭”と呼ばれるキリスト教の行事をご存知ですか? 日本ではあまり馴染みのないイベントですが、新約聖書において3人の賢者がイエス・キリストを訪ねた日として知られており、第2のクリスマスと言われることもあるそうです。

この公現祭、実は中南米では毎年大々的に祝われており、メキシコやブラジル、エクアドルなどでは知らない人はいないと言っても過言ではないそうです。そんな公現祭の文脈に合わせてブランド好意度アップを狙った施策を、現地のバーガーキングが行いました。

施策は、同社を代表するハンバーガー・ワッパーがリニューアルされたことを公現祭のタイミングで伝えるため、名前に“King”が入った飲食店のスタッフにワッパーを無料でプレゼントするというもの。現地ではThree King’s Dayとも呼ばれることにちなんで、同じ“King”のよしみとして広義での競合にあたる他の飲食店のスタッフにワッパーを配ったのです。まるで「その日だけは休戦しよう」と言わんばかりの微笑ましいこの施策、バーガーキングらしさをしっかりと詰め込みつつ関係者全員が幸せになる内容に仕上がっています。

リニューアルを経て生まれ変わったワッパーのおいしさをプロモーションしつつ、ブランドイメージの向上も同時に狙ったこと施策、あえて商品の配布対象を競合にすることで普段はリーチできない層に直接アプローチできた珍しい事例でした。

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