電車内とSNSが連動。KDDIとjeki、新感覚ショートドラマ「いつだって究極の選択」公開
KDDI株式会社(以下「KDDI」)と株式会社ジェイアール東日本企画(以下「jeki」)は、2025年1月6日(月)からショートドラマコンテンツ「いつだって究極の選択 au | TRAIN TV」を公開しました。
このコンテンツはJR東日本の車内サイネージ「TRAIN TVⓇ」とTikTokやYouTubeなどのSNSを連動させた全く新しい視聴体験を提供するもの。電車内の横型ドラマとSNSの縦型ドラマで異なる結末を楽しむ仕組みが採用されています。
日常に潜む「究極の選択」を描くショートドラマ
本施策で作られた「いつだって究極の選択」は遠藤憲一さん、萩原利久さん、村重杏奈さん、星乃夢奈さん、中島結音さんといった個性豊かなキャストが出演するショートドラマです。
物語は恋愛や仕事、友人関係、家族間での選択といった誰もが経験するテーマにフォーカス。一見すると些細な選択が、実はその人の未来に大きな影響を及ぼす可能性があるという視点を、ユーモアや感動を交えて描いています。
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視聴者は「TRAIN TVⓇ」を通じて電車内で偶然に出会うストーリーを楽しめる一方で、SNSでは異なる結末を見届けられます。電車内では横型の映像が流れ、SNSでは縦型映像を活用することで、視聴者に全く異なる視点と体験を提供。この独自のマルチエンディング形式により、視聴者は物語を多面的に楽しむことができそうです。
視聴体験を変えるプラットフォームの活用
本コンテンツは、JR東日本の主要10路線やゆりかもめの車両内に設置された「TRAIN TVⓇ」とSNSを活用していることが特徴的。「TRAIN TVⓇ」は2024年4月から開始された新しいプラットフォームで、週に約8,400万人(jeki調べ)にリーチできる規模を誇ります。同プラットフォームはこれまで主流だったCM中心の編成を大きく刷新し、オリジナル番組を中心に放映する形に進化しました。
一方でSNSはTikTok、Instagram、YouTubeといった現代のスマートフォン世代に親和性の高いプラットフォームを使用し、若年層を含む幅広いターゲット層にリーチを図っていることが伺えます。
📢お知らせ
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首都圏の様々な駅構内や電車内に
ティザー映像が出現しているとの情報が🚃✨見つけた方はぜひ#もうすぐはじまるよー で教えてね🔍Ꮺ
※駅及び駅係員へのお問い合わせや、通行の妨げになるような行為はご遠慮ください。#ショートドラマ @traintv_pr #TRAINTV pic.twitter.com/Lqzns2Biw4
— いつだって究極の選択 (@kyukyoku_st) December 31, 2024
電車内で動画を見た人々が続きを見るためにSNSを訪れる流れを設計しており、オンラインとオフラインの境界を超える新しい広告モデルを実現している点は秀逸です。
移動時間を価値ある体験に変えるブランディング施策
「いつだって究極の選択」は単なるエンターテインメントではなく、移動時間の体験価値を向上させるブランディング施策。
「TRAIN TVⓇ」は通勤・通学者にエンターテインメントを提供し、日常の移動時間を特別な時間に演出する一方で、SNS上ではブランドとの接点を増やし、オンラインでのエンゲージメントを高める工夫が施されています。
さらに視聴者のアクションを促すべく本施策では本コンテンツの配信を記念し、動画視聴後に抽選でPontaポイントが当たるキャンペーンも展開。このような特典施策によりブランド認知度を高めるとともに、視聴者との接触機会を創出しています。
デジタル広告の未来を切り拓く
「いつだって究極の選択」はOOHとデジタル広告を融合させた新しいモデルとして、今後の広告業界の可能性を広げる施策のひとつ。本取り組みは広告の新しいスタイルを模索する企業にとって、ロールモデルとなるだけでなく、視聴者の移動時間を価値ある体験に変える方法としても参考になりそうな施策でした。
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