まるでホラー映画!?オマージュ演出でレゴの新たな一面に切り込んだ動画

ブロック玩具の代名詞・レゴは、店頭でのポップな訴求にとどまることなくさまざまな広告コミュニケーションを行っています。その多くは商品のメインターゲットでもある子どもにとって親しみやすいものとなっていますが、ごく稀に異色なトンマナの世界観を描いた広告を企画することもあります。10月末、ハロウィンの日に公開された動画ではホラー映画を彷彿とさせるような演出がふんだんに使われており、レゴにしては珍しいダークな映像に仕上がっています。

“This Guy’s Job is Terrifying!(彼の仕事は恐ろしい!)”という動画で描かれるのは、とある夜勤の警備員の仕事風景。監視カメラを見つめる彼の目に映るのは、原因不明の不可解な現象。その真相を突き止めるために警備室を後にした彼を待ち受けていたのは、遊ばれなくなったレゴブロックからの恐怖の仕打ちでした。エレベーターで待ち受ける2体のブロックはまるで映画「The Shining」の双子の少女みたいだったり、倉庫に置かれたブロックの数々はブードゥー人形のように小刻みに震えたり、さまざまなオマージュが演出として使われています。

これまでブランドとして描いてきたポップな世界観に囚われることなくホラーという新たなジャンルに挑戦することでリーチできていなかった視聴者層にアプローチするとともに、レゴブランド全体として真新しい世界を表現することに成功した意欲的な事例でした。

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