味に言及せずして味への興味を湧かせる、コーヒーブランドの技ありCM
アメリカ生まれのNile Coffee Clubは、厳選されたコーヒー豆のおいしさをこだわりの焙煎方法で引き出した唯一無二の味わいがフックとなり、若年層を中心に少しずつ知名度を広げている新進気鋭のD2Cコーヒーブランドです。競合ひしめくコーヒー業界においてしっかりと認知を得ながら独自のポジショニングを獲得したい同社は、最大の特長でもあるコーヒーのおいしさを表現した長尺CMを公開しました。
“Good Enough to Fight For(戦ってでも飲みたいおいしさ)”というタイトルで公開されたCMに登場するのは、シェアハウスに暮らす5人の若者とNile Coffee Clubを届けに来た1人の配達員。玄関のベルが鳴り、コーヒー豆の到着に気づいた5人の若者が我先にと玄関へと走り寄り、誰よりも先にコーヒーを飲みたいがために争いあう様子が紹介されています。
最終的には5人仲良くコーヒーを飲むシーンで幕を下ろす動画は、味やこだわりに直接的に言及することなく人の感情にあえてスポットライトを当てることでそのおいしさを訴求しています。D2Cという売り方の特性上、実際に買うまで試せないというユーザー目線のハードルを、クリエイティブを通じて突破しつつ商品特長をしっかりとアピールした動画でした。
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