環境に優しい!カカオハスクで染めた豊島×アシックス×ロッテの新シューズ登場

豊島株式会社が展開するプロジェクトブランド『FOOD TEXTILE』は、アシックスとロッテとのコラボレーションを通じてサステナブルな新商品を発表しました。

本施策ではチョコレート製造過程で出るカカオハスク(カカオ豆の皮)を染料として再活用し、持続可能なファッションアイテムを生み出しています。

廃棄物を新たな価値に変える『FOOD TEXTILE』

『FOOD TEXTILE』は豊島株式会社と、色の原料を提供する食品関連企業、その生地で商品を展開するコラボレーション企業の3社から成り立つサステナブルなプロジェクトブランド。

カカオハスクやコーヒーの出涸らし、野菜の切れ端など、通常は廃棄されるこれらの食品を食品関連企業から買い取り、それらから抽出した成分を染料として生地や糸に活用しています。

今回のシューズにも同技術がふんだんに使用されており、環境への負荷を大幅に軽減する新しい商品として注目を集めているブランドです。

アシックスとロッテとのコラボレーション—「食べる幸せ、履く幸せ」の提案

アシックスはサステナブルな未来に向けた製品開発に取り組んでおり、昨年4月には『FOOD TEXTILE』のルイボスや抹茶などを染料に使用したシューズを発表しました。

今回の新作「GEL-1130」と「GEL-1130 PS」は、ロッテの代表的な「ガーナチョコレート」をモチーフに、カカオハスクを活用して染められた生地(※1)と人工皮革(※2)を使用。

カラーは温かみのあるブラウンがベースで、ロッテのイメージカラーである赤とゴールドをアクセントとして取り入れました。中敷きは、「ガーナチョコレート」のグラフィックを印刷し、 靴底にはラバーにカカオハスクを添加(※3)。生地の端はあえてほつれさせることでデザインに立体感を出し、クリアプリント加工を施してチョコレート特有のつや感を表現しています。

なお、ラッピングペーパーは「ガーナチョコレート」の銀の包み紙からインスパイアしたデザイン。 「チョコレートを食べる時」と「シューズボックスから靴を出す時」それぞれのわくわく感がリンクした楽しい特別仕様となっています。

※1:テキスタイル材料はアッパーの約49%を占めており、染料に使用したカカオハスクの総使用量は、約3.0㎏です。
※2:人工皮革はアッパーの約51%を占めており、 カカオハスクを約1.3%含有しています。
※3:靴底は、1足あたりカカオハスクを約5%含有しています。なお、子ども用シューズの靴底にカカオハスクは添加されていません。

持続可能なファッションへの貢献

本プロジェクトは廃棄物を再利用するだけでなく、消費者にサステナブルなライフスタイルを提案するもの。カカオハスクを染料として使用することで環境負荷を削減し、循環型社会の実現に貢献しています。

本商品には消費者に向けて「このシューズを購入することで、環境保護に貢献できる」というメッセージが込められており、エコな活動に興味のある方の心をくすぐりそうです。

より多くのサステナブルなプロジェクトへ

今回のシューズは環境に優しいだけでなく、機能性やデザイン性にも優れた商品。『FOOD TEXTILE』プロジェクトは、サステナビリティとファッション性の両立を追求するCSR活動の一環として、サステナビリティとファッション性の両立を追求している施策です。

『FOOD TEXTILE』は今後も多様な企業とのコラボレーションを通じて、捨てられる予定だったものを新たな価値に変え、持続可能なファッションの可能性を広げていく予定とのこと。

今回のアシックスとロッテとのコラボレーションを皮切りに、ファッションや食品業界における持続可能な未来を見据えた取り組みが、さらに加速することが期待されます。

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