宿泊施設不足を解決!だけじゃない。世界遺産登録の佐渡市にトレーラーハウスがオープン
株式会社エリアノは、新潟県佐渡市、佐渡精密株式会社と連携し、新潟県佐渡市にトレーラーハウスを活用した宿泊施設「佐渡風流~nagomi~」を、2024年8月8日にオープンしました。
新潟県佐渡市にある、江戸時代に栄えた日本最大の金銀山。その遺跡である「佐渡島の金山」が、ユネスコ世界文化遺産に登録決定したこともあり、今後、宿泊施設の不足が想定されます。
そんな中、観光スポットへアクセスでき、真野湾を望む絶景スポットにトレーラーハウスがオープンしたことで、宿泊施設不足の解消や、佐渡市の観光やワーケーションの活性化が期待されており、さらに観光の拠点としての役割だけでなく、災害時の防災拠点としての役割も果たします。
この施設は、2018年に廃校となった旧・沢根小学校の廃校跡に開設されました。沢根小学校は高台に位置していることもあり、2024年1月に発生した能登半島地震の際には、近隣住民の方が自主避難していましたが、すでに閉校していたため十分な受け入れが困難だったという出来事があり、地域における防災拠点の整備が急務となっていたのです。
トレーラーハウスは、比較的簡単に移動、設置できるだけでなく、生活に必要な設備が揃っていることから、災害時の避難場所や仮設住宅としての活躍が期待されています。実際に、東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨災害などでも活用され、今回開設されたトレーラーハウスも、近隣住民や観光客の避難場所として、災害時に身の安全を守る備えとなりそうです。
トレーラーハウスの特徴を活かすことで、観光による地域活性化、土地の有効活用、防災対策と、多くの地域課題の解決が見込まれるこの施策。災害拠点の整備は、多くの自治体で共通の課題となっており、他の地域への広がりも期待できそうな事例です。
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