「歌う場所」から体験型ショールームへ ”次世代のカラオケ”に見る集客アイデア

全国で180店舗を展開する大手カラオケチェーンの「ジャンカラ」が、2024年8月9日(金)に大阪市内のお初天神店をリニューアルオープンしました。

カラオケ店といえば本来は「歌をうたう場所」でしたが、コロナ禍を経て需要に変化があった昨今、ますます進化を遂げています。たとえば今回は、従来の1階受付スペースを「BAL UTAO」にリニューアル。無人のバーカウンターでは、30分600円〜(金額は曜日や属性により異なる)の時間制で、160種類以上のドリンクを自由に楽しめます。

また、ダーツやボードゲームなどの遊べるコーナーも設置されており、人々が気軽にコミュニケーションをとれるエンターテインメント空間を目指しているようです。24時間営業の施設を有効活用し、歌うことが目的でない人の集客にもつなげられるアイデアです。

さらに「ジャンカラショールーム」のサービスも開始。たとえば、ワークチェアなどで知られる「ラシカル」をコンセプトにした「ラシカルルーム」では、個室内で同ブランドの製品を試すことができます。

気に入った商品はルーム内の二次元コードから簡単に購入が可能。顧客は店舗で商品を眺めるだけでなく、実際に一定の時間をかけて製品の使用感などを体感することができ、納得した上で購入に至る満足度の高い買い物体験ができるでしょう。

ジャンカラは、カラオケ店ならではの個室を生かした「体験型ショールーム」として、企業と顧客をつなぐ役目を担います。「歌う場所」から一歩先に進んだ次世代のカラオケモデルです。

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