“教えてくれ、俺は悪者なのか?” ナイキが問う超豪華なアンセム動画

7月26日に開幕した2024パリオリンピック(パリ五輪)のスポンサー欄には、さまざまな業界の超大物がその名を連ねています。そんな中、スポーツブランドの多くは大会そのもののスポンサーにはならずに各国の代表選手のユニフォームを提供することで露出を試みています。世界屈指の人気を誇るナイキは、これにとどまることなくトップアスリートたちが皮肉たっぷりなナレーションとともに登場する超豪華なアンセム動画を公開しました。

“Winning Isn’t For Everyone(勝利の栄光を知る一握り)”という動画に登場するのは、コービー・ブライアントやレブロン・ジェームズ、セリーナ・ウィリアムズ、クリスティアーノ・ロナウド、キリアン・エムバペといったトップアスリートたち。彼らが活躍するシーンに合わせて「教えてくれ、俺は悪者なのか? 俺は独りよがりで向こう見ず、執念深くて慈悲知らず。こんな俺は悪い人間なのか? 相手を騙すし、もちろんお前にだって敬意は抱いていない。常に満足することなく、いつだって力を求めている。だからこんな俺は悪い人間なのか? 教えてくれよ」というナレーションが流れます。

世界を代表するトップアスリートたちは一度スイッチが入ると優しい人間ではなくなってしまう……そんな彼らは悪い人間なのか? という問いにはナイキらしい絶妙な皮肉が込められており、頂点に君臨しつづけることの難しさやその裏にあるであろう犠牲、そして彼らが自らの手で掴み取った栄光に対する誇りを最大限尊重した動画だと言えるでしょう。

パリ五輪の開催直前に公開された動画は多くの話題を生み、YouTubeには「最高すぎて何回も観てしまったよ」といったコメントが寄せられています。

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