車内を広く見せるために被写体を小さくした車メーカーのCM

チェコに拠点を構える自動車メーカーのSkodaは、広々とした内装が自慢の新型SUV・Kodiaqを発表しました。ローンチCMとして公開された映像では、街中のドライブから長距離のドライブまで、さまざまなお出かけ事情に最適なSUVの魅力とKodiaqならではの内装の広さを余すところなく映すために“ある工夫”が施されています。

映像に仕込まれた“ある工夫”とは、CMの主人公を1対のハチのカップルにしたこと。片方がKodiaqの中に閉じ込められてしまい、もう片方がそれを追いかけるという、微笑ましいカーチェイスならぬ“ビーチェイス”が繰り広げられているのです。あえて主人公を人間ではなくハチという小さな生き物に置き換えることで、サイズ差から車内の広々とした空間を目一杯映すことができています。

あくまでもカメラのフォーカスはハチに合わせられているものの、常に背景に映っているKodiaqの内装は豪華に描かれており、主語を少しズラすことでむしろ嫌味のない形で見せたいところを存分にアピールできています。新商品のローンチCMでは多くのブランドが商品そのものを主役にしがちですが、あえて別の存在を立てることでより一層際立った見せ方ができるという気づきを与えてくれる動画でした。

その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る