地球温暖化に警鐘を鳴らすため、スキー場に「溶けたゴンドラ」を設置したスノーリゾート運営会社
米コロラド州のスノーリゾート運営会社・Aspen Snowmassが、地球温暖化に警鐘を鳴らすため、雪山の頂上に“溶けたゴンドラ”のオブジェを設置し、スキーやスノーボードを楽しむ人びとに気候変動について考えるよう呼びかけました。
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標高3,600メートルの山頂へ人びとを運ぶシルバー・クイーン・ゴンドラから少し歩いたところに設置されたオブジェクトは、コロラド州を拠点に活動するアーティストのクリス・エリクソン氏による作品です。
Aspen Snowmassによると、1946年のオープン以来この地域の平均気温は約1.7度上昇しており、このまま地球温暖化が続けばウィンタースポーツができなくなってしまう可能性も。そうした危機感を人びとに持ってもらうことがこの施策の狙いとのことです。
実際、コロラド州では大規模火災や洪水が複数回発生しており、報道によるとこれらの自然災害は人間の活動によって引き起こされた可能性があるとされています。
また、画像には映っていませんが、ゴンドラの隣には看板があり、「Look around. Reach down and touch the snow. Think about your next run. Do you want all this to melt away?(周りを見てください。手を伸ばして雪に触れてください。雄大な雪山を滑ることを考えてください。これらすべてが溶けてなくなってしまってもいいのですか?)」と記されていたとのことです。
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