急な留守番に適応できないペットたちの心の声を描いた、米・ペットサービスのCM

ペット向けの商品やサービスを提供するPetcoは、ペットのメンタルケアを行うカウンセリングサービスをPRするため、飼い主との過ごす時間が減って寂しい気持ちの犬を人間の姿で描いた動画広告を公開しました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、在宅勤務が増えた飼い主と長時間一緒に過ごすことができたペットたち。ところが、ワクチン接種が進み外出する機会が増えるにつれて留守番を任されることが増え、環境に適応できないペットたちのケアが必要になってきた状況を描いています。

“What Now?(これからどうすればいいの?)”というタイトルの動画は、室内犬を人間に見立てて、飼い主と過ごす時間が減ってしまったペットの気持ちを代弁しています。窓の外を見つめながら「みんな仕事に出てしまった。ぼくはまた、ひとりぼっち」とつぶやく男性。その表情はどことなく悲しそうに映っています。

「ぼくはどうすればいいんだ? 反抗すればいいのか? 常に気を張っていなければいけないし、やってはいけないことだってやってしまうかもしれない」と続ける男性は、枕を引き裂いたり、わざとゴミ箱を倒したり、洗濯物にまみれて昼寝をしたりと、突然訪れた不安をコントロールできずに取り乱してしまう様子が描かれます。

最後のシーンでは画面に”HELP DEALING WITH A NEW ROUTINE. IT’S WHAT WE’D WANT IF WE WERE PETS(新しい環境への心の準備。わたしたちがペットだったら、いま最も助けてほしいはずです)”というメッセージが映し出され、男性の姿が切り替わり、実はペットの犬だったことが分かります。そんなペットたちに向けて、新しい環境への適応を促進するサービスを開始したPetcoは、家にひとり取り残されてしまうペットたちの味方でありたいというブランドの姿勢を伝えています。

その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24

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