レゴグループがサスティナブルなレゴ(R)ブロックを開発
2020年から2022年までの3年間で、最大4億ドルをサスティナビリティへ投資することを発表したレゴグループ。彼らは、環境に配慮した持続可能な素材の使用を望む声が多数寄せられたことから「2030年までにレゴの全てのパーツを持続可能な資源由来のプラスチックにする」という目標を掲げ、その取り組みのひとつとして、使用済みペットボトルを再利用したレゴ(R)ブロックの試作品を発表しました。
廃棄されたペットボトルのプラスチック1リットルあたり2×4のレゴ(R)ブロック10個分の試作品が作ることができるとのことで、今後は製品化に向け、色の追加やさまざまな形状のテスト、成型時の品質テストなど、さらなる開発作業を行っていくそうです。
同グループにとっての持続可能な素材とは、「再生可能またはリサイクルされた資源を用いて責任を持って生産されること」「廃棄物の発生がほとんどないこと」「持続可能な化学物質を使用していること」「製品寿命が尽きたときに完全にリサイクル可能であること」の4つの条件を満たすものとされており、これらを満たすものを作るため今後もさらなる研究を続けていくそうです。
「レゴグループが掲げる、サスティナビリティに関する目標」
・2022年までに100%再生可能エネルギーを使用
・2025年までにサステナブルな素材を使ったパッケージを100%に
・2030年までにレゴの全てのパーツを持続可能な資源由来のプラスチックに変更
・2032年までに炭素排出量を37%削減
なお、本試作品については、既存のレゴ(R)ブロックと同様に厳しい品質と安全性の要件を満たしており、デンマークのビルンにある同グループ本社のサステナブル・マテリアル・チームによって開発されたもの。廃棄された飲料用のペットボトルのプラスチックと、米国食品医薬品局(FDA)および欧州食品安全機関(EFSA)の認証を受けた米国の納入業者から調達した再生プラスチックが使用されいるとのことです。
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