“老人叩き”に勝つのは「ピンピンした姿」。イスラエルのシニア向け住居テレビCM
Case: Alive & Kickin
イスラエルのシニア向けレジデンス・Mediterranean Towersが製作したテレビCMをご紹介。
新型コロナウイルスが感染拡大をはじめた当初、「重篤患者が高齢者に多い」という言説が流れ、インターネット上にはシニアに対する心無い誹謗中傷が押し寄せる事態に。Mediterranean Towersではこうした言葉たちをあえて取り上げ、生き生きと暮らすシニアの人々の姿に重ね合わせることで、ネガティブな世論を跳ね飛ばしたのです。
「高齢者は隔離されるべきだ (2020.03.15 Facebook上の発言)」
「ロックダウンしても意味なんてない (2020.3.15 Facebook上の発言)」
「年寄りだけどっかに閉じ込めとけばいいんじゃね? (2020.03.29 Twitter上の発言)」
「経済の中心は若者なんだから、若者中心で国を動かすべきだ (2020.03.29 Twitter上の発言)」
「なんで先の短い老人どもに気を使って国全体ロックダウンしなきゃいけないんだ (2020.05.22 Twitter上の発言)」
「よーし今日も老人どもを避けて生きるぞ (2020.03.29 Twitter上の発言)」
「心配していたすべての人々へ、私たちは言いたい」
誇らしげに微笑む男性の表情でCMは締めくくられます。
「私たちはいつだって、好きなように生きることができる」
石つぶてのような言葉たちと見事に対をなすように、生き生きと暮らしを満喫するシニアの人々。偏見にとらわれることなく、自分自身に誇りを持って暮らせることを力強く訴える、希望に満ちたCMでした。
(via Ads of the World)
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