ドラマ×RPG×出会い系?! Tinderがリリースした激アツゲーム
Case: Swipe Night
マッチングアプリ・Tinderがリリースした、「RPG型出会い系」ともいうべきエポックメイキングな施策をご紹介。
Tinderの特徴的なインターフェースである「スワイプ式選択」を活用し、世界の終末を“2択”で生き抜くRPGゲームをリリース。さらにその結果を通じて「より自分と気の合う相手」とマッチングする仕組み作り上げたのです。
そのゲームの名は、「Swipe Night」。
スタートボタンをタップすると、「世界が終わる前に3時間だけ猶予を与えられた」という設定のムービーRPGがスタート。いつも通りTinderを使う要領で画面をスワイプしながら、プレーヤーは「終末を生き残る」ための選択肢を選んでいきます。
「道端で倒れている彼を助ける? 無視する?」
「彼女の車を奪う? それとも乗せてもらう?」
「子犬を助ける? 彼女を助ける?」
選んだ選択肢によって、ストーリーはどんどん変化していきます。
さらに面白いのが、「自分と同じ選択肢を選んだ人」という条件で絞り込まれたマッチング機能。
自分の選んだ選択肢はログとしてアプリに表示され、タップすると、「自分と同じ選択肢を選んだ人」が表示される仕組みになっています。
気に入った相手をスワイプしながら選んでいくというTinder従来の機能を使いながら、より自分と気の合う相手を探し出すことができるのです。
「Swipe Nightは、人の“正直な性格”をあぶり出す画期的な仕組みだ!」と、テックメディアのmashableもこの仕組みを絶賛。
ゲームステージは毎週日曜の夜に追加され、さまざまなストーリーを楽しみ続けることができます。
しかも、ステージムービーは映画クオリティで撮影された本格的なもの。
ドラマとしても見応えのある映像で、スワイプRPGの世界に没入することができます。
SNS上では、さまざまなインフルエンサーたちが「Swipe Night遊んでみた動画」を投稿。
配信テレビ番組としても、人気コメディ番組の「サタデー・ナイト・ライブ」や、恋愛リアリティーショー「バチェロレッテ」に匹敵するほどの再生回数を記録しました。
「NetflixやAmazon Prime Video、Huluが束になってもかなわないほどの強力コンテンツが生まれた!」
この企画トータルで、実に310億ものインプレッションを獲得。
さらにTwitterのアクティビティは16.4倍に急増。
マッチング率も26%上昇しました。
Tinderの代名詞とも言える「スワイプ」インタフェースをハイクオリティのドラマコンテンツと合体させ、これまでに見たことのない「RPG型ドラマ」、さらに「RPG型出会い系」へと進化させてしまった「Swipe Night」。自らの持つエンゲージメント力を最大限に高めた、秀逸な仕掛けでした。
(via Activation Ideas)
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