【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 10/23

直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のクリエイティブ事例・キャンペーン事例をAdGang目線で独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。

今回は、イケア・ジャパン、I-ne、滋賀県、ビームス、青森県の事例をご紹介(※内容はリリース時の情報に基づくものです)。

1: ブラックフライデーに代わる家具買取りキャンペーンでサステナブルな消費を促進(イケア・ジャパン)

イケア・ジャパンの親会社であるIngkaグループは、世界中において1年で最も買い物客が多い日とされるブラックフライデーにて、今年はサーキュラーエコノミー(循環型経済)に貢献する取組みとして「ブラックフライデー」ならぬ「BuybackFriday – バイバック(買取り)フライデー」と称して家具買取りキャンペーンを実施することを発表。

77年間の歴史で初めて、世界27カ国のイケアストアにて、数千点におよぶ不要になった家具を買い取り、その製品を必要とする新しいユーザーに使ってもらう#BuybackFridayキャンペーンを実施する。販売がむずかしいと判断された製品はリサイクルされる。

日本では、「サステナブルウィーク」と称して11月26日(木)から12月6日(日)に開催予定(日本でのキャンペーンの詳細は後日公開とのこと)。

2: SNSで募った気持ちを花束に代える フラワーロス削減キャンペーン(I-ne)

I-neが展開するボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」が2020年でブランド5周年を迎えたことを機会に、「共に⽣きる」をテーマとするキャンペーンを実施。この度、その結果を発表している。

今年7月に、公式SNSにてフラワーロス削減のために「SAVE THE FLOWERS #共に生きる_BOTANISTキャンペーン」を実施。Twitter・Instagramを通じて5,817件の参加が。BOTANISTが新型コロナウイルスの影響による需要の低迷や、値崩れで厳しい状況にある生産者から581本の花を購入し、「BOTANIST Tokyo」で無料配布。その後も客足は絶えず、店頭を彩っていた花々で急遽花束を作って配布も行い、トータルでは来店者に約1,000本の花を届けられたとのこと。

3: 歴史的な説とユーモアで伝える動画を若年層に向けて発信(滋賀県)

滋賀県は、若年層を中心とした県民に向けて、コロナ禍における新しい日常(NEW NORMAL)の中から新たな発見や価値が生まれることへの共感を目指した動画「ニュートンに学ぶ、これからの滋賀ノーマル」を10月21日(水)より滋賀県公式Youtubeチャンネル上で公開。

動画は、ペスト大流行の折に自粛を余儀なくされたニュートンが非日常下で自由に思考する時間を得て「万有引力の法則」を発見できた説を紹介した後、「彦根城」や「鮒ずし」などの滋賀県ゆかりの名所名物がユーモラスに登場する内容。長尺バージョンでは、計12の物産品や観光名所などのPRをユニークに表現している。この動画には、時代の転換点を生きる滋賀県民に、お互いの心を思いやる利他の心を大切にしながら「新しい未来を一緒に創造して欲しい。」という滋賀県からの強い想いが込められているという。

4: ドライブインシアターを活用した映画業界支援プロジェクト「B-THEATER」始動(ビームス)

B-THEATER公式サイト

ビームス、コスモ・コミュニケーションズ、国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」を運営するつみき、トランジットジェネラルオフィスは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い苦境に立つ映画産業の支援プロジェクト「B-THEATER(ビーシアター)」を始動。

さまざまな映画体験を提供する「Do it Theater」(ハッチ)の協力のもと、神奈川県横須賀市・長井海の手公園特設会場にて、車の中に居ながらの映画鑑賞という非日常感を楽しめるドライブインシアターを活用し、11月21日(土)・22日(日)の2日間に渡り映画『ラ・ラ・ランド』など4本を上映。後援のラジオ局 J-WAVEやInterFM897による音楽ライブも開催。本プロジェクトによる収益の一部は、ミニシアター・エイド基金へ寄付される。

5: “まるで海外”な青森の絶景スポットを紹介するCM(青森県)

青森県は、10月19日「海外旅行の日」に、 ”まるで海外” のような青森の絶景スポットを紹介するスペシャルCMを配信。

ハワイやカッパドキア、北欧などを連想させる絶景スポットが存在している青森の魅力を伝え、実際に来てもらいたいとの思いからから今回のCMを制作。新型コロナウイルスの影響でなかなか海外旅行に行けない状況でも、海外気分を味わうことができるユーモラスなCMとなっている。

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